自分が習慣的に触れている情報が心地よくないことに気づいたので、情報の摂り方を見直そうとしている。
X(Twitter)やYouTubeでレコメンドされるような煽情的なコンテンツに反応してしまうことについて、「自分が浅はかな人間だからこういうコンテンツに反応してしまうのか」と落胆することもあった。今では「反射は生物として進化で獲得した機能なので、今世においては理性で反射をゼロにすることはできない」と割り切り、理性で対応できる方法を考えようという発想になった。
理性で対応できる方法として最初にやったのは、情報への経路を変えること。具体的には、iPhoneのホーム画面の1画面目からSNSやYouTubeを外した。やってみると確かに利用頻度は下がるのだが、空いた時間で代わりに見るものが欲しくなった。
そこで改めて人間として、空き時間にどういう情報を摂取する人間でありたいのか?と考えてみた。ここでいう空き時間は、電車に乗ってる時、1人ランチでご飯が出てくるのを待つ時など、5~30分の時間だ。真面目系の読書は気合いが必要だし、マンガは読みすぎて前後の行動に支障が出そうだし、ということで程よい強度のニュースを読むことに決めた。
ニュースを読むために色々なアプリを探したが、結局煽情的なコンテンツが混ざっていたり、広告が汚かったり、不要なソーシャル要素が入っていたりで困った。最終的には、RSSリーダーのReederでNHKのニュースと、そのほかテック系のサイトを購読することにした。Reederには自動的にreader viewで当該ページのフルコンテンツを表示する機能があり、一定のレイアウトで複数サイトのニュースをサクサク読める点が気に入っている。あとそもそもRSSなので、購読したものだけを読めるのも良い。
空き時間にニュースを読むというのもまあ平凡だなとは思いつつ、煽情的なクソコンテンツで感情を動かされるよりはマシな生活になりそうだということで、しばらくはこの運用でいってみる。