七転び八自転車

I2K文庫
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朝方なかなか派手にすっころびまして、あちこち絆創膏だらけになってしまいました。転ぶ直前に、あ、転ぶな、と思ったんですよね。危険予知ができてなお、転んでしまう。そういう人生。

恥ずかしくて人に言えていないけれど、会社の診療室に行ったら「それは朝から大変でしたね~」と丁寧に手当てしてもらえて、それだけで十分。小学校の時の保健室ってこんなだったよねえ。大人になると「痛い」とか「つらい」とか「しんどい」とか、言葉にしづらくなるし、勇気を出して病院やクリニックに行ってなんでもない対応をされたりすると急に自分がみじめに思えたりするし。自分の「弱さ」を曝け出すことへのトラウマがちいさく積みあがってきた気がする。

帰りに買うべきキズパワーパッドの種類とか、キズパワーパッドは剥がさなくていいこととか、絆創膏はお風呂で毎晩剝がすといいよ、とか、もう今となっては誰にも教えてもらえなさそうな基礎中の基礎からやさしく教えてもらえてありがたかった。今どきはマキロンとかで消毒せずに水か生理食塩水で洗い流すらしいよ。あんなに小さなころはマキロン使っていたのに何のためだったんだろうか。

歯医者に行って歯磨きの仕方を習うみたいに、もう今さら聞けない「生きるための基本」は、やっぱり時々学びなおすと発見があるものだわ。

@itk
懲りずに日記 体裁を整えることより大事なことがある