3~5個くらいのマルチタスクなら乗り越えられるのだけれど、急に10個くらい溜まると無理になって大きな0個のタスクになる。これをぷよぷよ方式と呼ぶことにした。
このタスクをクリアした先にこのタスクがあり、その先にこのタスク...という線形につながるタスクであればそれはもう一個一個やっていくしかないのだが、なんかおんなじくらいの重要度っぽいあらゆる検討が降ってくると、ほえええええどれからやればよろしくて?!みたいになってしまう。そしてそれぞれのタスクの先に、3つも4つもさらなるタスクの分岐があることを想像して、手を付ける以前にその見渡せぬ全体像に圧倒されて力尽きてしまう。「必ずやらなければならないタスク」の他にも「もしかしたらやらなければならないタスク」みたいな可能性のタスクも散乱するから、その曖昧な全体像をさらに曖昧に膨張させる。
社会人になって、今の仕事を始めて気づき始めたのだけど、なんとなくわたしにはADHD傾向が備わっているような気がする。完全にそうと言い切らないのは、病院にも行っていないし、ネットの簡易診断では「該当しない」結果が出るし、今のところある程度は「性格の問題」として抑え込めている範囲だからである。ただ、ADHDというものがスペクトラムなのであれば、どちらかというとそういう傾向の人間だろう、ということだ。
長く付き合っている友人に、「最近そう思うようになったんだよね~」と言ったら、「そうなんじゃない?わたしもそうだよ」とあっけらかんに返された。無尽蔵に増えるサブスクをなかなか解約できないとか、やたらめったらファンクラブの会員期限が切れるとか、見たかった配信の期限が気づいたら過ぎているとか、旅行の予定を決めようって言って集まってもすぐに違う話題を掘り下げて検索祭りしちゃうとか。そうか、たしかにそういうこと、多いな。
そういうわけで、仕事中でも急に思い出したら日記を書きたくなってしまうわたしのような人間は、やるべきことをやるべき優先順位の順にきちんとこなせる人を見ると尊敬してしまう。そういう人の頭の中ってきれいに整頓されているんだろうな、と想像する。ぷよぷよというより、テトリスみたいな感じなのだろうか。ぷにぷにぼよよんしているタスクより、四角いほうが仕事できそうだしな。