今緊急で日記書いてるんですけど、推しカプのイメージカクテルを作ってもらうやつをやりました。やらせていただきました。
推しカプイメージカクテル、今月の即売会で同人誌出したカプもやりたいし今HOTな創作BLのカプもやりたいし私が数年前から愛しているカプもやりたくて、前日にイベントの打ち上げで友達にイメカク行くんだけどなにでやろうかと相談までした。結果、年単位で愛しているカップリングで行くことにした。フラバサ(Fate strange Fakeの偽バーサーカー陣営、フラット×バーサーカー(切り裂きジャック))である。
イメージカクテルのオーダーシートを記入する。これはもう論文の提出だと思い、前日に外見や関係性などは下書きを書いてきた。しかしオーダーシートには想定していなかった「性別・年齢」「身長・体格」を記入する欄があった。待ってほしい。フラットくんについてはビジュアルが出ているのでまあそんな感じで書けばいいが、ジャックさんの方は「容姿・性別・年齢が可変」なのだ。ウワー! 助けてくれ! 私の好みのジャックさんを書いていいのか? 二次創作小説で意図的にジャックさんの外見情報を書いてこなかったこの私が? 好みの性別・年齢・身長・体格を決めていいのか?
マジで言ってる?
「性別可変」「年齢不明」「190センチくらい。がっしりしている」と記入した。性別可変と年齢不明は譲れないところであった。バーテンダーさんを困らせてしまったら申し訳ない。
後は解釈を書くコーナーである。個々のキャラクターの解釈と、ふたりの関係性を記入する。
感想はクリエイティブな行為だ。作り手から発信されたものを受け取るだけでも十分だが、そこから自分がどう受け止めたか、なにに惹かれたか、逆にどこに引っかかりを感じたかを書き起こすのは、それだけでクリエイティブだ。なのでイメージカクテルのオーダーシートに推しと推しと推しカプの関係性解釈を記入するのもまたクリエイティブな行為だった。
オーダーシート(論文)を提出し、先に注文したカクテルを飲んで待つ。私は創作BL(拗らせヒーローシリーズ)の推しカプのカラーを意識してグラスホッパーを頼んだ。カウンター席なのでバーテンダーさんがカクテルを作っているのが見える。あの色は……私のじゃないか……? ソワソワ待つ。あんまり見られると嫌かなとか思いながらチラチラ見る。推しカプカクテルが届く。

キャーーー!!!!!!
フラバサをご存知の方は一生に叫びましょう。キャーーーーーーー!!!!!!!
私はアルコールの味が好きではないので今回アルコールすごく弱めでオーダーさせていただいた。なので使用されているお酒はカルヴァドス(だと思う。カルヴァドス以外で瓶に林檎入れてる酒ないだろ)だけです。お酒がガンガン行ける人は強めにオーダーもできる。有難い話。
上はオレンジジュースでカルヴァドスを割ったのがフローティングされていて、下は黒っぽいシロップを紅茶で割ったやつだ。カルヴァドスの味でフラットくんの何を考えてるか分からない感を表現しつつ、オレンジジュースで割ったことで酸味と甘みが足されて明るさや人助けが出来る優しさなどを表現しているらしい。バーテンダーさんの解説は録音できないのでこれは記憶で書いている。当然オタクなので「待って!」を連発したいのだが、待ってくれるシステムはない。推しカプを自分の解釈を更にカクテルで再表現される衝撃と喜びを享受せよ。
下のジャックさん部分は青リンゴシロップとワイルドベリーシロップを紅茶で割ったので表現されている。青リンゴシロップでジャックさんの真面目さやフラットくんとの繋がり、仲の良さなどを表現してくれたらしい。有難い話。紅茶を使って飲みやすくしてふたりの仲の良さを表現してくれてるとかの話もしてくれた。ベリーシロップも意図があったはずだが、私はもういっぱいいっぱいで覚えていない。ていうか私はフラバサってピングドラムだよね〜という話をそれこそ数年やっていたので、林檎が漬けられた酒と青リンゴシロップを使われたら脳みそが溶けて耳から出ちゃうよぉ!!!!!!(オーダーシートには林檎の指定やピングドラムの話は書いていない。ピングドラム、概念だから) 今思い出したが、林檎という共通した素材を使いながらアルコールとベリーを使い「全てを晒しあっているわけではなく、秘密がある」を表現した……て言ってた気がする……。

そして飲み進めるとこれである。薄暮! なんのこのオタクは「薄暮」というワードを使ったFakeのコピー本を出したことがあります。

もうちょい飲み進めると黒くなる。フラットくん部分が残っており、味わい深い。

そして終盤。写真だとちょっと分かりにくいのだけど、実物はもっと赤みがあって、ジャック・ザ・リッパーだ! という感じがあった。黒と赤をイメージカラーにあげてどちらかというとどっちです? と確認されて黒を選んだのだけど、まさかここで赤みが差すとは思わなかった。ウオオオ、熱い展開。
それはそれとしてグラスに模様が入っているのにお気づきだろうか。これもふたりの関係を表現しており、飲み進めると浮き出てくるのをお楽しみくださいと言われたが、耳から脳みそ出ちゃう! とか言ってるオタクが覚えていられるはずもなく……。「そんなにやってくれるんですか?!」と思ったことは覚えている。推しカプのトロを書いた論文を出すとそれを煮詰めたカクテルが出てくる。すごいことだ。

イメージカラーにフラットくんは明るい黄色と明るい青と書き、ジャックさんは黒と赤と書き、モチーフに太陽と時計と書いたらマドラーが明るい青のトップに太陽と時計のモチーフがついてきた。すげえ。言ってみるもんだな。あとこれ多分色んなカラバリのマドラーにモチーフチャームを付け替えてるんだろうけど、いつやってたか全然分からなかった。あんなにチラチラ見てたのに。
下の方はシロップを紅茶で割ったやつなので最後の一口は、甘い。フラットくんもオレンジジュースを使われて、明るさや人懐こさや人助けができる優しさとかを表現されていたのだが、ジャックさんの甘さはしっかりと重い。そうだね……。
9巻(20251222)までのフラバサ解釈をやったので、次は完結後のフラバサ解釈でやりたいですね……。あとルブ碧をガツンとアルコールが効いたカクテルとノンアルカクテルの二種やりたいよね。アルコールの苦さ辛さ、嘉名碧のバックボーンすぎるから。
お店はこちらです。みんなも𝑻𝑶𝑲𝒀𝑶に行ったら推しカプや推しをカクテルで飲もう。ノンアルコール、苦手な素材(シナモン、グレープフルーツ、生姜など)も対応している。有難い話。