転職活動で打ち明けたこと

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(当時)20代会社員、休職を経て退職、その後転職活動をした。

その際、面接で休職にまつわることを正直に打ち明けるのかどうか、という悩ましい問題に直面した。

まず、休職歴や病歴のオープン/クローズについてネットで検索してみると、大体以下の視点があることが分かった。

▼オープン

・受かりにくい可能性がある

・配慮してもらえる可能性

・職場の人たちに広められた場合居づらい

▼クローズ

・罪悪感を抱きやすい

・配慮してもらえない

・体調を崩したときに休みが取りにくい

・"あえて言わない"はOKだが、嘘はNG

いろいろ考慮した結果、すべて嘘偽りなく話すことにした。

一番の理由は、隠して入社できたとしても、罪悪感を抱いて苦しくなると思ったから。超がつくほど真面目で、曲がったことが許せない気質を持っているため、やはりこの点は無視できなかった。

加えて、ただでさえ苦手な面接において、休職や体調について隠して臨むとなると、しどろもどろになったり、整合性が合わなくなる可能性が高いとも思った。

ネットで拾ったメリットデメリットは参考程度に、しっかり自分と相談して決めた。これはとても良かった。

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しかし、休職歴を持つことが、他の求職者に比べてネガティブな要素となり得るのは事実で、無策でいくわけにはいかないな〜と思った。

たぶん、会社側が懸念しているのは、「勤務が不安定になること」や、「すぐに退職されること」なんだろうな、と思った。だから、そのあたりの不安を解消できる情報を自分からたくさん出そうと考えた。

具体的には、以下の2点をきちんと説明できるよう、よく準備をした。

・働ける体調に回復していること

・再発可能性は高くないこと

事前に主治医に確認し、主治医の許可が出ていることを強調した。さらに、なぜ休職に至ったのか要因を整理し、考え方の変化、環境の変化により、その要因が再度生じることはなく、再発の可能性は低いと考えている、と順序立てて伝えた。

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結果的に、まあなんとか内定をもらうことができて、そこで働いている。特別な配慮は不要とは伝えているが、過度に負担が大きくならないよう、ボリュームを調整してくれている。人事からは体調的に無理をしないでくださいね、というメッセージも受け取っており、何か不安なことがあったらすぐに伝えられる、という安心感がある。働きにくいと感じることは特にない。

休職や病歴があっても、きちんと説明をすれば分かってもらえるのだ、という大きな経験になった。