コレクションとルーブル美術館展。
コレクション良かったもの
稲垣稔次郎の型絵染の作品。構図とモチーフの切り取り方が凄い。百貨店で図案の制作に携わってたとのことで、絵の見せ方にその流れを感じる。「東寺の縁日」「加茂川堤を行く葵祭」が一番好き。デッサン力が半端なくて心地良い。
ルーブル美術館展
全部が美しい。地球の宝の輝きをしてる。人肌の表現に美への執念を感じる。ルーブルの絵を至近距離で見られるってスゴイ。私は作家性で絵を見たいので、愛を描くというテーマの括り方と紹介の仕方はあんまり…だった。愛は普遍的と書いてあるしそれなら内容に驚きはなくない?と思い、そこを省いた表面だけ見ると美しさの方向が画一的で飽きた(怒られる)。「ローマの慈愛」は唯一衝撃的だった。当時の価値観と理解すべきとはいえ到底しんどくて良い。こういった分かり合えなさが有り難く感じる。一番人気?のアモルとプシュケの影に隠れてドラクロワがぽつっと飾ってあっておい!!!!!!と思った。
おわり