何で地球は曜日に入れてもらえなかったんだろう。
ペットボトルのフタがテレビ台の下に転がり込んだので取り出そうとしゃがむと、卓上カレンダーとの睨めっこになってそんな事を思った。
そもそも惑星の並びは日水金地火木土だし……なんで日月火水木金土なのか。たぶん大昔からある概念なのに土星までどうやって観測したのか、次々と疑問が湧いてきた。
まず推測したこと。曜日に地が無いのはあくまで見える星をメンバーにしたから。並びについては、宇宙の遠近感が今ほど想像できなかったので大きく見えるものが大きいとされ、その順番。(一番大きいのは日、その次に月。あとはわからない……)。土星までどうやって見たのか、何でだろうね。簡易的な望遠鏡が存在したのだろうか。
答え合わせをする。仙台市天文台のウェブサイトがわかりやすかった。
https://www.sendai-astro.jp/observation/blog/2021/02/qa601.html
まず、当時は天動説だった!まさか自分達のいる場所も惑星だなんて思ってなかったわけだ。ここには自力で辿りつきたかった。悔しい。そして土星までは全部肉眼で見る事ができるらしい!衝撃。それならメンバーにも納得だ。
並び順だが、昔のエジプト占星術では惑星は神様であり遠い順(まずその並びが実際とは違う)で1時間ずつ時を支配してる事になっていて、0時台には土星、1時台には木星、続いて火日金水月が代表するらしい。指で数えたが24時間後の翌日には日が代表だ。これを繰り返すと一週間のアタマは土日月火水木金になると言うわけだ。このへんは諸説あるらしいが当時の価値観で一回調理した結果が謎の並びを作っていると思う事にした。何で曜日にも時間と同じ概念を持ってきたのかは若干気になるけど、合理的で頭が良いのかもしれない。私ならさらに強そうな概念を持ち出したい。オシリス曜日。
毎日目にする曜日に地がいないことと謎の並びになってることに古い古い時代の人達がちょっと見えてなんとなく嬉しい。地動説の衝撃とともに、曜日見直す〜?のムーブメントは無かったのだろうか。7×4週がほぼ月の一回りであまりに良くできていたから、こんなバカバカしい発想はなかっただろうか。
火星の一週間は日月地水木金土かもしれない。あっ月も地球的な考えか。火星にはフォボスダイモスなる衛星がいるので(セーラームーン知識)、日フォダ地水木金土かな。8日だ。
おわり