日記 23/10/28 バレエと魚

ほ〜
·

今度久しぶりにバレエを観に行く事になった。嬉しいねえ〜!

東京から関西に戻ってきて以来ずっと文化の壁を感じている。東京もういっぺん住みたいよお〜っ!!まいばすけっとの創英角ポップ。マントルに届く大江戸線。

昔、同僚に山岸凉子の「アラベスク」を借りたのがきっかけでバレエ鑑賞にハマった。主人公を指導する名誉バレリーナの先生がこぼす、「若いころは技術を追うのに一生懸命で、情緒性を理解できるようになった今はもう体がいうことを聞かない」というセリフが印象的だった。役柄のキャラクターを自分なりの解釈で捉えて一挙手一投足に落とし込んで初めて技術が芸術になる。動作全てに踊り手が作品と向き合った時間がこめられているんだと思うし、人生をかけて生み出される芸の途方もなさに心が動かされる。

瀕死の白鳥なんかは名前の通り死にゆく白鳥の踊りで、踊り手の解釈が伝わりやすい。私が好きなのはロパートキナさんの踊り。どうしてかわからないけど見るたびに泣く。一生懸命言葉にしようとするのも無粋かもしれない。バレエには自分の内面だけに実る喜びを抱きしめるような…そんな良さがある。そんな良さが…、ある…!楽しみだな〜。

***

宮津までお出かけした。京都の日本海に面している地域。地元のスーパーの屋上に、宮津湾を一望し天橋立まで見える展望デッキがある。芝生に椅子が置いてあって、部活終わりっぽい中学生が集まって宿題をしていた。都会の学校では到底味わえない時間の流れを見てちょっとうるっと来た。ええな。

目当ては「カネマスの七輪焼き」さん。丹後のとれたて海鮮の一夜干しをいい感じに焼いてくれる。来たのは三回目になる。2〜3組しか入らないこぢんまりしたお店。焼き魚がとにかく美味しい。夜に日本酒と合わせるのも最高だけどお昼時にご飯とお味噌汁セットで頼むこともできる。店長さんが面倒を見てくれてベストな焼き加減で頂く。この人の雰囲気も笑っちゃうほど良い。私は全然グルメじゃないので味は何だって美味しいに仕分けするけど、お店の雰囲気と店長さんと地元でとれた魚を焼いてもらう体験ひっくるめて大好きなお店の一つ。酒飲みと行きたい。

おわり!

@ixbyetn2
散歩と人と創作 だいたい元気