大感謝。
ゼルダの伝説 風のタクト、ソウルゲームなので泣いて喜んでます。ありがとう。
知育ゲームを除けば、人生で初めて遊んだゲームが多分これです。ギリ物心ついたかもくらいの歳から遊び続けて、最近もWiiU版を時々遊んでいます。魔獣島とか自力でクリアできるようになるまで6年かかっちゃったよ。曲聴くと未だに恐怖で心停止します。モリブリンもサーチライトも怖過ぎる。
というわけで個人的に好きなBGM発表ドラゴンをします。ついでにゲームの好きなところも発表します。
風のタクトの世界観に関するネタバレを含むので、気になる人は読まないでね。というか特定のゼルダ作品をプレイ済みの人は曲を聴いたりキャラクターの名前を見ただけで察してしまうかもしれないヤツなので、これから完全初見で遊びたい人は今すぐ遊んじゃった方が良いです。遊んじゃおう、最高なのでぜひ。
タイトル
タイトルで流れる曲です。出だしのさざなみっぽいメロディーがとても好き。ゲームだと実際に波の音も鳴るのでよりムードがあります。後半のバイオリンも吹き抜ける風っぽくて聴いてて気持ち良い。雰囲気も如何にも島の歌って感じだし、ゲームの作風をそのまま体現した文字通り「タイトルテーマ」だと思います。
プロロ島
リンク(主人公)の故郷であるプロロ島で流れる曲です。耳に馴染むし、メロディがコロコロ変わって飽きないのでずっと聴いてられます。島に近づいてだんだんこの曲が聴こえてきた時の安心感もすごいし、実家の曲ですね。実は私の実家でもあります。時のオカリナの曲から結構メロディを引っ張って来ています。コキリの森のちょっと暗い森の中にマッチしたメロディが、明るい日中の島の曲になってるの凄すぎる。
家の中
家の中で流れる曲です。時のオカリナ等でもほぼ同じようなのが流れます。これ好き過ぎるから私が屋内にいる時は勝手にこれが流れるようにして欲しい。ブレワイみたいに外と屋内がシームレスに繋がっているタイプも大好きなんですけど、屋内が一つのマップとして独立してるタイプも家の中にいる安心感が強調されてそれはそれで大好きです。風のタクトの屋外って常に微妙に安全じゃないし。
テリーショップ
テリーのお店で流れる曲です。ブレワイで再会して驚愕。と思ったらスカウォにも登場しててまた驚愕。「ゼルダ」みたいに代々受け継がれる名前なのかもしれない。ひょうきんなハワイアンテイストの曲でかわいいし、店の内装とか品物の見た目とかもエスニックでかなり好みです。ふざけて爆撃してごめんね(悪ガキ)
タウラ島
タウラ島で流れる曲です。時オカのカカリコ村のアレンジですね。のどかながら栄えてる島って感じでこれも好き。4つの剣とかでも使われてた気がします。ゼルダシリーズにおいてざっくり「お町の曲」なのかもしれない。前述の通り私は序盤の魔獣島で約6年間詰み続けたので、個人的にはようやくそこを突破して聴くことが出来た勝利の曲です。
クスリ屋
タウラ島にあるクスリ屋で流れる曲です。こういう雰囲気の曲ってなんて表現するのが適当なんだろう。エスニックでいいのかな。ここの店主もブレワイで再登場してて笑っちゃったでっしぇ。私が知らないだけでシリーズ頻出のキャラだったりするんですかね。
大海原
日中に海上を船で移動している時に流れる曲です。「大海原」をそのまま音楽に落とし込んだ様な曲で、プレイ中聴く機会も多いので風のタクトの象徴的な曲かもしれない。「夜明け」から続けてバッとこの曲が流れ始める演出も大好き。スマブラにも原曲が収録されてるのでぜひ聴いてね。
竜の島
竜の島で流れる曲です。超超超お気に入り。アップテンポでアジアンテイストでカッコいい!ブレワイのリトの村でこの曲のアレンジが流れるから、メロディを聴いたことある人は多いかも。というかブレワイにリト族が登場してるの嬉し過ぎる。発表当時は狂乱しました。これもスマブラに原曲が収録されてるので、良ければ聴いてみてください。
戦闘
敵が近くにいる時に流れる曲です。これ凄くて、リンクが抜剣しているかどうかや体力の増減等によって曲のテンポやアレンジがシームレスに変化する仕様になってます。マジですごい。Nintendo Musicに収録されてるものはメドレーになっていて、多分全部のアレンジが聞けます。あともう一点風のタクトの特徴的な要素として、敵に斬撃を当てた時の効果音が楽器の音になっています。これも攻撃の種類や敵の状態によって効果音が変わるようになってて超楽しいです。敵をふっとばすと爽快な音が鳴って最高。曲の中にこの効果音も収録されているので、併せて聴くことができます。(1:20辺りから鳴り始めるやつがそうです)これ嬉し過ぎる。ちなみに剣のお稽古中はまた別の専用SEになるんですけど、そっちも「剣術指南」という曲の中に収録されてます。ニンテンドーに足向けて寝れないね。
中ボス
中ボス戦で流れる曲です。通常の「戦闘」はかなりおどろおどろしい曲だけど、こっちは緊張感は残しつつプレイヤーの闘志を煽る感じになってて好きです。実際のプレイ中に聴くのが一番輝くタイプの曲かも。(あらゆるゲーム音楽に言えることですけど。)作中で流れるタイミングは何度かあるけど、個人的には魔獣島の盾持ちボコブリン戦の時が一番盛り上がります。「剣さえあればこっちのもんなんだよ!!!」の気持ちとマッチする感じがポイント高い。
森の島/森の島の中
それぞれ森の島と森の島の中で流れる曲です。さっきから説明がそのまんまになってる。森の島はデクの木様がいる島で、BGMにも時オカの「迷いの森」のメロディが使われてたりします。察する人はこれ聞いただけで察しちゃうね。コログもブレワイにたくさん出てきてくれて嬉しい。やっぱブレワイは風のタクトの時系列を経由した世界線なんですかね...?リト族とゾーラ族のこともあるし、微妙に異なるのかもしれないけど。
ハイラル城
ハイラル城内部で流れる曲です。シリーズで度々使われてる曲ですね。個人的には王族特有の厳格さというか、取っ付きづらさというか、ある種の胡散臭さみたいなものを感じる曲なんですけどどうですか。風のタクトの舞台は海の面積が殆どを占めているので、ハイラル城の遠景の山々とかを見てるとリンクの住む所とは別の世界なんだな...みたいな哀愁を感じてそれもまた好き。
ジークロック
怪鳥ジークロックとの戦闘時に流れる曲です。ジークロックはラスボスが飼ってるデカい鳥で、ゲーム序盤でリンクの妹を攫ったり、ここぞという所でリンクの前に立ちはだかったりする因縁の相手です。目がライトみたいに黄色く光ってるのホンマに怖い。鳴き声が悲鳴っぽいのも怖い。そういうボスとしての不気味さと、空を勢いよく飛び回るような爽快感が併存してて聴いていてすごく気持ち良い曲です。作中で一度しか流れないし、ボスを倒してしまうのが惜しいくらいにはお気に入り。ボス撃破時の演出、超カッコいいです。
ジャイ・ハーラ
ジャイ・ハーラとの戦闘時に流れる曲です。ジャイ・ハーラはデッカい幽霊のボス。ビッグポウとは別物なんですかね?ゲームミュージック好きな人、アップテンポのおどろおどろしい戦闘曲大体好きでしょ(鬼偏見)。このボスを倒す手順が結構忙しないので、プレイ中のドタバタ感とマッチする感じも楽しいです。
メドリ覚醒
メドリが覚醒するイベントムービーで流れる曲です。イベントムービーに合わせた曲なので映像を一緒に見ないと何のこっちゃなんですけど、後半の竜の島のアレンジが超好きなので紹介しちゃう。笛っぽい音が落ちる様に消えてく感じ、メドリの少しの心残りを感じてすごくすごく好きです。このイベントは発生時の時間帯が昼か夜かによって映像が多少変わるんですけど、個人的には昼の状態の方が昼光の明るさに寂しさが際立ってより好きなので、毎度時間を調整して臨んでいます。
賢者フォド
賢者フォドと会話する時に流れる曲です。OPで流れる昔話のムービーで使われてた曲のアレンジですね。賢者ラルトとの会話時にも別のアレンジのものが流れます。OPムービーの曲がそもそも好きなんですけど、なんかこの独特の静けさというか、孤独感の強いアレンジがメチャメチャ好きです。「フォド」はやっぱりミドに寄せた名前なのかな。
モルド・ゲイラ
モルド・ゲイラとの戦闘時に流れる曲です。モルド・ゲイラはデッカい蛇みたいな魚みたいなボス。風のタクトのボスはみんな基本デカいです。ゲルドの谷とかの雰囲気に近い砂漠っぽい曲調と、チキチキパーカッションがカッコいい。風のタクトの中でも人気の高い曲で、ゼルダ無双で使われたりスマブラに収録されたりアレンジされたりと抜擢率も高いです。スマブラSPにはアレンジが収録されてるんですけど、特徴的なボイパがオミットされてるのでこの機にぜひ原曲を聴いてみて頂きたい...。ゲーム音楽って原作を知らずに曲単体だけ聴いても「多分これ名曲なんだろうな」と感じるものが時々あると思うんですけど、これもそういうタイプの曲かも。ティアキンのフリザゲイラ戦でもこの曲のメロディが一部使われています。本当に本当に嬉しくて戦いながら泣いちゃった。フリザゲイラ戦の曲って、ヴァ・メドー戦とモルド・ゲイラ戦とリトの村(ひいては竜の島)のメロディが使われてて、いつかのハイラルと今のハイラルの繋がりを微かに感じるというか、長く長く繰り返された歴史の先端で今まさに戦っている、みたいな昂りを感じて本当に感動しました。小さい頃からずっと風のタクトを遊んでたから余計にそうだったかもしれない。最高のゲーム体験だったなあ。
ゲームデモ
これタイトル画面を2回放置すると流れるデモムービーの曲なんですけど、WiiU版ではムービー自体が流れないのでマジで10年以上ぶりに聴きました。嬉しすぎたので一緒に紹介しちゃう。実際の映像で流れていたのは曲の一部だったみたいで、フルバージョンが存在していたことに驚きです。一番最初のリンクが剣を抜くカットが連続するところ好きだったな。こういう曲まで収録してくれてるの感謝感激です。
この辺にしておきます。概ねピックアップのプレイリストの中に入ってるし、作中でもわりとキャッチーな曲を選んだつもりなので良ければ聴いてみてください。
まだテンション有り余ってるのでこのままゲームの好きなところ喋ります。
リンクって基本的にはポケモンと同じような「喋らない主人公」で、風のタクトのリンクもその例に漏れず一部の掛け声やアイテム入手時のモノローグ以外にセリフらしいセリフは無いんですけど、作中に身内が登場したり感情表現が豊かだったり、その人物像自体は(リンクにしては)結構はっきり描かれている気がします。
表情は本当に豊かで、喜怒哀楽みたいな大まかなところは勿論、「愛想笑い」とか「苦笑い」みたいな微妙な感情もガッツリ顔に出ます。私は薬飲む時の「コレ飲むのか...」みたいな顔が好き。身振りも全体的にオーバーです。ボス撃破時とかに飛び跳ねてはしゃぐのが一番顕著かもしれない。それ以外でも長い話を聞く時に体育座りしてたり、剣のお稽古で一礼する時に上目遣いで相手の爺さんの顔見てたり、細かい所作に年相応っぽさが見られてじんわり面白いです。
なんか彼も「リンク」である以上勇者の素質を備えているんだろうし、実際子どもにして魔物達と渡り合っているわけだけど、根っこの性格自体はごく庶民的なのが端々から感じられて愛着湧きます。一方で強烈な自我がある主人公でもないから、没入もし易くて嬉しい。
おばあちゃんや妹が出てくるのも庶民っぽさに拍車をかけてるかなと思います。リンクの親族が明確に登場するのって結構珍しくないですか?(ゼルダシリーズを網羅しているわけではないので分かりませんが...)どの作品のリンクも、無口主人公故の「素性の知れなさ」みたいなものを多少は備えてる気がするんですけど、風のタクトのリンクはそれが薄めな気がします。
おばあちゃんの存在に触れたのでその話もしよう。
ゲームの主人公の親ってなんとなく、強くて優しくて主人公の旅立ちを応援してくれて、たまに帰って来た時は暖かく迎えてくれる、みたいなイメージが個人的にはあるんですけど、リンクのおばあちゃんは良い意味で普通の人というか、リンクと同じく庶民的なおばあちゃんです。
序盤でデカい鳥に攫われた妹を助けに行くためにリンクは故郷の島を出る決意をするんですけど、「行ってらっしゃい」とか「気を付けてね」みたいな、旅に出ることを肯定するような言葉をおばあちゃんは絶対言わないんですよね。唯一「(盾を)持ってお行き」と言うので承知してくれてることは分かるんですけど。これは別におばあちゃんが冷たいわけではなくて、妹に続いてリンクまでいなくなってしまうことを恐れているんじゃないかなと思います。実際おばあちゃんは終始メチャクチャに優しく、妹が攫われた後は見てる方がしんどいくらい悲しんでるので。「行ってらっしゃい」とは言わないけど、「行かないでくれ」とも言わないしね。
なんかこういう優しいが故に傷ついてしまうし、降りかかった悲劇を受け止めきれる程強くはないみたいな、人として当然の弱さみたいなのが地味にリアルで印象的でした。島を出る時に島民達が集まってリンクを見送る中、おばあちゃんだけ家のデッキから1人静かに見送っているシーンがあって、毎回グッと来てしまう。
ちなみに再度島に戻って来られるのはゲーム中盤に差し掛かってからで、その際おばあちゃんは心労の結果病に倒れており、リンクの帰宅にも気付かず孫2人に自分を一人にしないでくれと訴えながらうなされ続けています。だから泣いちゃうって言ってるだろ。
おばあちゃんと妹が登場する一方で父母の存在には一切触れられないので、それが不憫というよりかは「この3人で仲良く暮らしてきたんだろうな」みたいな温かみを感じて好きです。ゲーム主人公特有の「サブクエストという名目でなんでも引き受けちゃうお人好しムーブ」も、おばあちゃん譲りの人の良さなのかもなみたいな納得感あって具合良いですし。ナビトラッカーズでは2人とも元気そうにしてて良かった。
キリ無いので本当にこの辺にしておきます。正直思い出補正がゴリゴリにかかっている所もあると思うんですけど、ブレワイで拾われてるネタも多いので機会がありましたらぜひ...⛵️ゲームキューブかWiiUがあれば遊べます。あと曲紹介の時にぼちぼち触れてたけど、時のオカリナを先に遊んでおくと多分より楽しいです。
まだ詳細を見てないけどSwitch2の情報解禁されたらしいし、ゲームキューブのソフトがガンガン移植されたりしないかな〜〜みんなに遊んで欲しいです。