電子工作の世界へ!

hiragi
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久しぶりに秋葉原へ行った。

それこそバスケットコートがある時代の話だ。まだ、エロゲが表通りで堂々と販売しており、怪しい露天でその辺でよくわからないものを売っている時期。

それ以降はあまり目的を持って行くことは少なく、夜になれば真っ暗になっていた通りも一日中明るくなり、時代とともに変わって行くのだなと思いながら20年近く見てきた。

今は農業をしようと思い、それで使う試作品をまずは自作するところからスタートしようと調べていた。

全く分からなく、これは自作PCを作った時と同じでまずは現場へ行こうと考え、久しぶりに目的を持って秋葉原へ。

ふた昔前の歌舞伎町を思い起こさせる裏通りはもう何十年と変わっていない。

表通りを幹とすると裏通りに通じる道を枝、お店を葉としたときに葉の雰囲気はギリ変わらない。今の空気感は東京そのものなのかもしれない。外国の人が多く、日本人より観光客の方が多い。何を見に来るのだろうかと思っていたのだが、田舎から久しぶりに出てくるとなんとなくわかる気がする。珍しいものやアニメという視点での日本っぽさはあるのかも知れない。

何となく場所を調べて歩いていたのだが、周りは変わっても体が何となく店の方角へ進んでいくのはさすがだと思った。

お店の中へ入ると、小さなパーツが整然と並んでおり、自作PCを初めて作ったときの感覚を思い出す。一応欲しいものをメモしてきたつもりなのだがお店は2歩も3歩も前に行っており、もはや何をどう買ったら良いのかわからない状態だ。ただ、今回はarduinoが買えれば大きな目標は達成なのでそれはすぐに見つかった。問題はモーターなどを動かす部品たちだ。これは玄人たちはどうやって買いに来るのかを見たかったというのもあり、周りをキョロキョロしながら見て回っていた。

図面を描いて部品を買いに来る人、必要な部品をメモして買いに来る人、頭の中の図面やメモをもとに買っている人とさまざまだ。

今回はインターネットで必要そうな部品をメモしてそれでいけるだろうと思って行動してみたがそう甘くなかった。

電子工作の部品でもキットというものはあるのだが、これはモジュールを作るためのキットであってそれだけでは何も作れない。組み合わせる部品の一つを作るためのキットが売っているだけだった。

周りの話を聞いていると、昔は図面を見ながら相談できたっぽいが今はそうではないらしい。めんどくさいやつがいるからそんなもんだろうなと思った。

そんな中で雰囲気だけ味わって、おそらくこれだろうという部品を買い出てきた。聞くにも分からないが分からないが状態だ。

とはいえ、今までのWEBの世界とは違う領域に来たのだなと改めて実感した。

今回全てのパーツが揃ったわけではないが、少なからずarduinoを買うことはできたのでそこの中でできる事をやってみようと思う。良さげな本も買ったので届いたらそれを見ながら少しずつ作っていこうと。

先は長い。だけど年内には試作品は作りたいと考えている。自分の時間はあまりない。早く実証実験へ辿り着きたい。

@izanami
フリーのセキュリティコンサルタントと農業をしています。 水耕栽培で根菜を安定的につくる実験中です。 これはそのスタートに立つまでを記録になります。