こんばんは、今立泉です。なんとなんと、これが6本目の記事です。
2年前の今日、2022年3月13日、『ミュージカル刀剣乱舞 にっかり青江短期出陣』の静岡公演を観に行きました。「静岡公演」と言っても、静岡県の県庁所在地の静岡市ではなく、なぜかもう一つの政令市である「浜松市」での上演でした。なぜか、とは言ったものの、『三百年の子守唄』で作中の彼らが滞在した場所は駿河国(静岡市含む県中部)ではなく遠江国(浜松市を含む県西部)だったので、それを意識してのことだったのかも…?公演を取り巻く大人の事情はわかりませんが、回代わりの台詞で天竜川の話をしてくれたのは遠江出身者としては嬉しい限りでした。
もっちり青江さんと一緒に観劇しました(もち江さんはルールを守って鞄の中のもち袋に待機していたよ)
青江さんの魅力は語り尽くせないし、公演の感想も書こうと思ったら1時間はかかりそうなので、今日は2年前のその日の自分のことを。
当時の私は、今よりずっと「楽しいことをする」ことが苦手でした。一般的に「楽しいこと」とされる予定でも、その楽しさと同等かそれ以上に、心理的な負荷というか、不安や憂鬱やえも言われぬおっくうさが沸き起こっていました。
今となれば、それが自分の「育ちの傷」とでも言うもので、素直に健全に何かを楽しめる心が育ってなかったためだとわかるのですが、当時はそれがまだわかりきっていなかったので、会場まで行くのにかなりの努力を要しました。
是非とも観てみたくてチケットを取ったのに、当日になると、何かどうしようもないアクシデントが起きて観に行けなくなることを望みさえするほどでした。
それから2年、いろいろなことがありましたが、上に書いたような苦しさをようやく軽くすることができました。
自分の過去や、負い目だと思っている(思わされた)ことと向き合って、自分は責められてなどいなかったんだと気づくことで、やっと生き直せる。こんなことを言ったらおこがましいけれど、奇しくも青江さんの修行の旅のような2年を過ごしたな、と感じています。
今は、かなり素直に「楽しいこと」を楽しめるようになりました。
未来のことを「楽しみにする」のは、もう少し練習が要りそうかな。この秋の丸亀城資料館の「ニッカリ青江」展示を楽しみにしてみようと思います。