私の挫折を分析してみる ~ブログ編~

izmiiz
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こんばんは、今立泉です。

7本目の記事!もうこれは快挙です。私にとっては。

それほどまでに私は「ブログで何か書いてみたい!」と欲するのに、それを継続できない人でした(びっくりした……「人でした」と変換しようとしたら「ヒトデした」になった……!私はこれまで一度もヒトデしたことはないのだが……ヒトデするって何……?)。

その原因というか、挫折のきっかけになったポイントをそれぞれ考えてみます。そうすることで、どの要素をクリアすれば「ブログの書けなさ」をクリアできるかがわかる気がするので。

もちろん、これは「私がなににつまずいたか」を分析する意図で書く記事なので、他のブログサービスを批判する意図はありません。

比較は人の常!よりよいブログを見せつけられて意気消沈パターン

「は○なブログ」さんや「lived○○rブログ」さんの場合がこれでした。

トップページを開けると、ランキング上位の人気記事とか、書くことを生業としていらっしゃる方のブログのバナーだとかが目に飛び込んできます。

私は「自分のために」ブログを書くことにしているのだから、他人様の素敵で立派な記事が目についたって、気にせず書けばいいんです。

いいんですが、それでもやっぱり比較してしまうのが人の常。錚々たる上位ブログとは競う気さえありませんが、「ああ、こんなすごい記事があるのに、自分はホントにしょぼいものしか書けない」「私が書くことに意味を見いだせない」とか考えてしまって、編集画面を開いたところで撤退していました。

短文&改行多用で書けない!テイストの違いに怖じ気づくパターン

かわいらしいデザインや、キラキラした絵文字がいっぱい。芸能人からセミナー業(?)の有名人まで、多くの著名人達が情報発信に使っているアメー○ブログさん。実は、私がよく読んでいる他の人のブログで一番多いのが、このサービスです。

素敵な考え方を発信されている、私も大好きな方々が利用されているブログ。そんな彼ら彼女らに憧れて、私も使い始めたことがありました。

……が。そのサービスの標準っぽいノリが書けないのです。

私の読んでいるブログが偏っている可能性もあるのですが、多くのブログの記事が「一つ一つの文が短く、話すような口調で、改行を多用して書かれている」というテイストです。そしてこういった文体は、私が最も苦手とするものです。

小学生のころ、国語の授業で作文を書かされたときの私の悩みときたら、「書きたい事がありすぎて所定の原稿用紙の枚数に納まらない」でした。クラスメイト達が「書けない、書けない」と苦戦している中、書こうと思えばいくらでもかけてしまうが故に頭を抱えていたのが私です。

お友達機能でつながったブロガーさんとトーンを合わせるべく、むりやり他のブログに合わせたキラキラしたノリで書こうとして、挫折しました。

ただのコストでは…?初期投資と維持費用に負けてしまったパターン

人気のブログサービスになじめなかった私は考えました。

「そうだ。自分のHPを持とう。サーバーとドメインを契約して、ネットの世界の一国一城の主になろうではないか」と。

この考え方に至ったのには、私が心の中でこっそり師と仰いでいるブロガーさんの持論も影響しています。この師が「ドキュメンタリーブログ」を提唱している人でもあります。彼が「長くブログを続けたいなら、将来的なことを考えてドメインを取得し、ワードプレスサイトでブログを作るのがオススメ」と言っていたのです。

が、しかし。

当時の私にとって、まだ自分の考えていることを書くというのは苦しいことでした。自分のことを内心激しく嫌っていて、ずっと前からかなりギリギリの精神状態で生きていた……という状態では、どんなに環境を整えてもそもそも書けなかったのです。

書くことに対してもハードルが高い状態で、サーバー代に年10,000円以上かけるこのスタイルは「こんなにお金をかけたのに、自分は全く書けていない。金をドブに捨てたようなものじゃないか」「お金をかけてまでやる必要があったとは思えない。私の考えることにも、それを書くことにも、お金を使う価値はない」という自責を生みました。

書く環境としてはそれ以前の二つに比べてずっと理想的なはずなのに、いざ快適さを突き詰めてみたら「それでも書けない」自分に直面しました。

でも、ここに挙げた3つの中で、本来であれば一番快適であっただろうと思うのがこの「サーバー・ドメインを契約してHPを作り、そこでブログを書く」というスタイルです。

それからの歩みと「しずかなインターネット」

契約したサーバーは1年で解約し、その後しばらくはブログを書くことを完全に諦めていました。それから約2年半、私はここ「しずかなインターネット」でブログを書いています。

書いた記事は7本ですが、それぞれ1日で書き切っているわけではないので、実際には20日以上、「PCに向かって記事を書く」という行為をしています(現にこの記事も5,6日かけながら少しずつ書いています)。

「他人の輝かしいブログが目に入らない」「スタートに費用がかからない」という2つの要素は、これまでなかなか両立不可能でした。しかし、ここならそれが叶います。

そして、自分の心の問題についても、長い長いトンネルの向こうにやっと光が見えてきたような状態です。少なくとも今は、これまでのように、自分が一度書き終えた記事をすべて消してしまいたいような気持ちには襲われません。こうやって毎晩PCに向かってキーボードを打つ間も、息を詰めて必死に自己嫌悪や羞恥心を押しのける必要はなくなりました。

もっともっと書くことが習慣になったら、そしてお金をかけることを惜しまない気持ちになれたら、もう一度自分のサイトを作って、ブログを運営するつもりです。