かつての僕の付加価値は消失した

izumiyama
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朝なのに午後の紅茶を片手に、ChatGPTを開く。この小さなルーチンが、僕の仕事に革命をもたらした。

以前、海外サービスの調査は頭痛の種だった。長い時間、画面とにらめっこしながら、情報をかき集める。しかし、ChatGPTの登場で、その苦労はもうない。今では、言語の壁も時間の制約も、ほとんど意味をなさない。複雑なパズルが自動的に解けるかのように。

経営者へのレポートも、すぐ終わる。すぐ終わるから経営者からの示唆もすぐ手に入る。それをもとにまたChatGPTとの対話の中で、新しい洞察が浮かび上がる。それを再びChatGPTに投げかけると、新たなアイデアが生まれる。無限ループのようだ。

そして、最近ではChatGPTをさらに活用している。たとえば、G2などのツールから出力されたCSVデータを、テキストとしてChatGPTに投げ込む。すると、ChatGPTはそれを瞬時に翻訳し、またCSV形式で返してくれる。これにより、言語の障壁を感じることなく、データを活用できるようになった。

また、Web上のテーブルデータを、雑にテキストとしてコピー&ペーストしてChatGPTに投げ込めば、それを整理しCSV形式に変換してくれる。時間をかけて手作業でデータを整理する必要がなくなった。これらの機能は、データ処理の効率を飛躍的に向上させ、僕の仕事に新たな可能性をもたらしてくれた。

新たな発見に心躍らせながらも、僕は少しの違和感を覚える。昨日までの常識が、今日では過去の遺物になる。変化は止まらない。乗るしかない、このビッグウェーブに。