2025年のふりかえり

じゃが
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公開:2025/12/31

毎年恒例のふりかえり。

反省や落ちてた時の話が多めなんですが、今は元気なので、安心して読んでね。

去年の自分からの手紙へのアンサー

から始めたいと思う。

毎日発信していますか?

未達。最初の3ヶ月はがんばったけど、3月中旬からまばらになって、4月には完全に途切れてしまった。

これは自分の得意な「言語化」を強化する取り組みだった。

できなかった理由はシンプルで、毎日書く時間を他の活動より優先することができなかった。毎日執筆することへのモチベーションを保つことは、私には難しかった。もう少し続けやすい頻度にすれば良かったかなと思う。

ただ、別の形で執筆活動に準じたことができたので後述する。

暇になれましたか?

開発組織を抜けて、そのチャレンジをした。

だが、「緊急でないけど重要なこと」をうまく見つけられず、また実行もできなかった。特に開発から抜けた直後の2ヶ月くらいは、やることが定まらず、組織にうまく価値提供できない時間が続いてしまった。

結論からいうと、自分が暇になることを目指すのではなく、チームに余白を生むことを目指せればよかったな、と思う。

後ほど仕事についてのふりかえりで詳しく述べる。

人の可能性を広げられましたか?

去年の自分は非常に視座が高い。いや、高くあろうとしていたんだな、というのがこの問いかけから伝わってくる。結論から言うと、燃え尽きそうになる自分を元に戻すので精一杯で、周りの人を気に掛ける余裕はなかった。

全体をふりかえると、こうした目標を立てたは良いものの、あまり実のある目標設定になっていなかったな。

  • 目標についてふりかえる習慣がない

  • 1年単位の目標はスパンが長すぎ

  • 今の自分の身の丈にあってなくてしんどい

みたいな感じ。今年はふりかえりの習慣が途切れてしまった期間があり、その期間に目標も頭から吹っ飛んでしまった。目標を立て、運用すること自体が自分は苦手らしい。そのことについてはいつか触れたい。

仕事: Nstockでの活動

6月までは、去年から引き続き株式報酬SaaSのエンジニアとして働きつつ、全社のイベント運営や委員会活動、エンジニア採用に携わった。

6月から徐々にチームから離れ始めたので

  • エンジニア外からみて(特に経営や事業部長)、誰がエンジニアの窓口なのか分かりづらい

  • 生成AIに対する投資ができていない

  • 事業間でエンジニアリソースの配分が難しい

といった徐々に顕在化しつつあった課題を解くべく、EMを委員会的にやる仕組みをチームに提案してみた。(参考: メンバーが会社運営に躍動する、Nstockの“委員会制度”とは?)

が、反応としては否定的だった。理由としては

  • EMという括りが大きすぎて、権力的になりそうだったこと

  • 個別の課題に対して、周囲のメンバーの温度感が醸成しきれなかったこと

  • こうした反論に気づけるほどに、いろんな人に相談しなかったこと

というように、反省点は山ほどある。案そのものが良くなかったし、フィードバックの受け方も工夫できたと思う。アジェンダ・セッティングの技術が不足していた。

代わりに、個別に施策を打っていく方向でチームで合意した。Nstockのカルチャーを保つためにも、私の案は実現しなくて良かったと思う。しっかりNoを突きつけてくれるメンバーに感謝したい。

今思うと、当時の自分の振る舞いを周りで見ていたら「EMを安易に置くのではなく、役割を分解して分担できると良いね、とかいってるくせに自分が権威的になろうとしてるじゃないか」と思ったことだろう。実際、当時の私は自分の居場所をつくるためにこの提案をした側面があったと思う。頭のどこかで矛盾に気づきながらも蓋をしていた。

ただ、自分がそこにコミットしようと思っていたものだから、開発組織から離れた後に何をすれば良いかわからなくなってしまった。また、カルチャーを大事にしたいのに、カルチャーに反した提案をしてしまった自分に対する失望もあった。

ちなみに、上記の課題はこの後さらに顕在化していき、tanakiyoさんがCTOになることで解決が図られる。

アプローチとしてはアーキテクチャや組織など、EMの役割を分割した委員会を作ろうとされている。私の案で課題だった権威性が、役割を限定することでマイルドになった。

また、事前にそうした取り組みを丁寧に1:1でコミュニケーションされてキャリブレーションされていた。

全体通じて、こう進めれば良かったのか、と感服した。自分ができなかったことのお手本を目の前で見せてもらえてありがたい。

道に迷った7月

7月は、自分が何をしたら良いかわからないし、なんだか疲れてしまっていたのを覚えている。いつもは楽しい合宿も、どこか上の空だった。いわゆる燃え尽きだったのだろう。そんな中で入社3周年ブログを書いた。

書くのがしんどかったのを覚えている。なぜしんどいのか当時はわからなかったが、目先やることが決まってなくて不安なのに前向きなことを書く板挟みに心が悲鳴をあげていたのだろう。別に前向きなことを書かなければいけない道理はないのにね。

あの時書いたことのほとんどは今でも心から真実だと言えるが、一点「今後は何をしたい?」のパートで生成AIを上げているのは嘘だ。それほど熱意は高くなかった。

それでもそう書いたのは、目の前でやることを見つけて楽になりたい、という心理だったのだろう。結論、自分より適任者がいて、その人にぜひ!と快くお願いすることになった。その頃には消去法的に、今まで片手間にやっていた組織開発にコミットしてみるのも良いかも、と思うようになっていた。

組織開発へ

そこで8月からは、経営企画として、今まで片手間にやっていた組織開発により時間を使うようになった。

  • 会社の方向転換を支えるための疑問解消の場作り「全社の方針について理解を深める会」

  • オンボーディングコンテンツの拡充

  • オールハンズのコンテンツ作成

  • 事業計画のレビュー、メンバーへの伝わりやすさを増す活動

  • 組織の健康診断のとりまとめ

エンジニア採用への注力

それに加え、9月以降は、エンジニア採用が経営課題になりつつあった。事業の解像度があがり、新規に事業を複数仕込むことになり、エンジニアが不足した。一方、事業起因で既存メンバーの余裕はなかった。自分が価値を出せるだろうと言う思いもあり、エンジニア採用に注力することにした。

いくつか新たに施策を行った。

  • Findyの利用開始、スカウト~カジュアル面談までの担当

  • リファラルイベントの企画・運営

  • 滞っていたテックブログのreboot。編集長として企画、壁打ち、レビューまで

  • 事業と開発について発信するコーポレートブログの企画、インタビュー ~ 執筆、入稿まで

Nstockは、企画さえしてくれればやりまっせというメンバーばかりで本当にありがたい。私がやるのはここまでにこれをやりましょうという枠組み作りくらいだ。ラジオとテックブログはそうやって成り立っている。

インタビュー記事の執筆は新たなチャレンジだったが、昨今の文字起こし技術の向上や、Gemini 3Proの執筆・校正能力の高さも相まって、良い記事が書けた気がする。良かったら読んでね。

とはいえ、目先の成果が出ているかと言うとそうではない。依然として採用には苦戦している。だが、確実に発信は改善している。効果が出るのは半年〜一年、あるいはもっと先かもしれない。

それでもいつか入社してくれる方に届くよう、コツコツ良いコンテンツを生み出していきたい。

こうした活動を積み重ねることで、なんとか私の自己効力感は回復しつつある。同時に、やっぱりプロダクト開発が好きだったなぁと言う気持ちがふつふつと湧いている。

エンジニアチームの忙しさも徐々に落ち着きつつあるので、採用活動をエンジニアで分担するような体制を目指しつつ、開発に戻るタイミングを窺いたい。

一年通して

開発から離れたことで、自分の居場所を見つけるために空回りして苦しい時期があった。当時の自分には、次にやることを他の人と合意してから離れようね、という当たり前のアドバイスをしたい。やっぱりやることなくなったんで戻りたいです!とあけすけに言えたらどれほどよかっただろうか。

また、自分より優秀なメンバーが次々に入社するなか、「落ちてるボールを拾いまくるスタンス」で働いていた私としては自己効力感を保つのが難しい一年だった。このレベルの高いメンバーのなかでバリューを発揮するには、「自分が好きなこと」を見つけ、熟達する必要がある。

そう考え、10月ごろからmentoで、主には「感情と向き合う」ためのコーチングを受けている。

自分は何に感情を揺さぶられるのか、そしてその感情の背景にある信念・価値観・性質はどんなものか。

今まではネガティブな感情に蓋をすることがほとんどで、「あるべき姿」「やるべきこと」をなるべく感情を排してやろうとしてきた。が、今ではネガティブな感情こそ、自分の価値観を知る良い機会だと捉えられるようになってきた。

とはいえ、まだまだ向き合い始めた雛鳥。来年は引き続き、自分の感情に向き合って、それが当たり前になるようにしたい。

感情と向き合おうと思えたのは、今年の一番の収穫だ。

ポーカー

今年はポーカーにハマった。3,4月に至っては週5くらいで通い、会社でも4,5回はポーカー会を開き、3回ポーカー海外旅行に行った。

パートナーもポーカーが好きなので、韓国、フィリピン、台湾と、ポーカー旅行へ。結果は勝ったり負けたりなのだが、日中はポーカーに没頭し、朝夜は観光と、充実した。

なぜポーカーが好きなのかと言うと、

  • 読みがハマった時の快感

  • セルフコントロールできた時の達成感

  • 戦略を学んで満たされる学習欲

あたりなのかなと思う。

ようやく中級者になるためのステップが見えてきたので、来年は中級者を目指して学習と実践を続けていきたい。

家族

家族旅行で万博に行ったり、父の還暦祝いに中華を食べに行ったりした。家族との時間は大切にしたい。最近は実家に帰る頻度が少なくなってしまっている。その分、一度あたりの思い出を濃くできたら良いな。頻度も上げたいけど。

また、弟を木曽駒ヶ岳の登山に誘ったら、登山に目覚めてしまって、月一以上のペースで行くようになったらしい。雲取山にも一緒にテント泊しにいった。弟はトレイルランもはじめて、私より遥かに速いペースで上り下りする。が、家族なので遅れても気を遣わなくて良いので楽だ。

来年も一緒に登りに行きたいな。

パートナーとの関係は、去年より良好だと思う。私は今までネガティブな感情に蓋をする、逃避行動をとることが多かったと思う。とりあえず謝るとか、正論をかざすとか。自分に余裕があるときはしないんだけど、疲れてる時、余裕がない時に逃避行動をとってしまっていた。

が、最近はコンディショニングがうまく行っているし、自分のネガティブな感情に向き合えるようになったことで、パートナーのネガティブな感情にも向かいやすくなった気がする。

そうした私の変化が、関係性を良い方向に導いてくれている。

また、今年は一緒に中国へ旅行に行った。私のパートナーは幼少期を中国で過ごしており、あちらに友達や育ての家族がいる。そうした人々に挨拶を兼ねて旅行に行った。この件は下書きのブログが溜まっているので、またいつか書こうと思うが、燃え尽きの中での癒しになったし、刺激ももらえる良い旅行になった。初めてケンカせずに終えられた旅行でもある。よかった。

コンディショニング

燃え尽きの時期にあって、まずは自分が健康を取り戻すのが先決だと考えて、色々試行錯誤した。そう考えられたのは途切れていたふりかえりの習慣が、四半期のふりかえり会「Colourful Life Design」のおかげでとり戻せたことが大きい。

ジャーナリングしていくと、睡眠の質が安定しないことに気づいた。そこで

  • 起床時間の固定化

  • 朝の散歩

  • ランニング

  • 就寝前のスマホ禁止

  • 就寝時の温湿度の調整

  • 食事の見直し

などに、順に取り組んでいった。正直、まだ100%の睡眠が毎日取れる、と言う感じではない。就寝前にスマホをいじってしまうこともあるし、ランニングが途切れることもある。が、ベースラインが作れたのはかなり良かったと思う。

この改善が進んだ背景には、朝の散歩の習慣が大きい。

最近は、毎朝起きたら朝ヨガをして(これは以前からの習慣)、散歩に出かける。

このとき、文字起こしアプリのAmieを起動して、睡眠の振り返り、前日の引っ掛かりの解消、今日やることのプランニングについて、ひたすら話している。不思議と、話すと頭が起きてくるし、改善点が見つかる。帰ったらそれを実践する。この繰り返しだ。

ふりかえりから始まり、自分のパフォーマンスがでない理由を解析し、改善する。このサイクルで少しずつメンタルが回復していった。

総じて

人生において大事なことに気づけた一年だったと思う。感情を大事に生きたいね。

来年の自分への手紙は明日書こうと思う。小学生の従兄弟にエネルギーを吸われすぎなければ。

それでは良いお年を。