仮想の自然言語を解読しながら塔を登っていくゲーム。バベルの塔がモチーフなだけあって、様々な仮想言語が出てくる。
プレイ時間もそんなに長くなく、気になったら手を出して大丈夫だと思う。ハマらなければ 10 時間くらいか？
自然言語の意味を解読するのは難しいなあと感じた。客観的に見てわかるものや動作はいいのだが、概念的なものが問題。「好き」や「怖い」などは汲み取りづらい。さらに否定や「ほしい」などの他の概念に付随するものは様々な表現がなされているにもかかわらず、最後まで読み解けなかったりする
あと、コミュニケーションは言葉だけだと情報が足りないなと思った。感情のポジティブ / ネガティブ、過去の出来事、話者の意思などの情報も同時に伝えるのがコミュニケーションだと。単純な意味のやりとりだけでは生まれないものがある。
もし続編が出るのであれば、文法も手帳に載せてほしい。翻訳は文字の意味だけでは無理だ。記憶を頼りに総当たりで試すことでなんとか乗り切れたが、長い文だと詰む。せめて文のサンプリングを手帳に載せられると良いかもしれない。