わしは好き者であるから思いついた下衆はなんでも処する
人間の肌とか粘膜はだいたいぬめっこいものが好物でな
脳髄はそういう触りを喜ぶようにできている
特に摩羅だな、舌や瞼や尻の穴などもそうだ
ぬめいもの、ナメクジ、みんみず、どぜう
そんなものをたくさん捕まえてこさせてな
風呂にして入るのだが、けっこうな極楽地獄だよ
やつらがわしの肉の下でな、苦しそうにのたうつのだよ
それがまた強烈な電気で、わしの神経が痺れるようなのだ
おう、おう、おう
精をこすり出してやるとな、またいっそう身もだえて
わしにむしゃぶりついてくる
いやいや、そういう女がな、たまにおるという話だ
山深い湯治場で飯盛りしてるような女よ