おい、その空白の1行に意味なんてあるのかおまえの自我が、無用な空間を押し広げているだけじゃないのか世界にそんな無駄を作っておいて、そのドブのような一行分のすきまへ私のげろをまき散らせとでもいうのかどうせ汚物はぬったりぬったり流れて、茫漠無辺の世界へとそそぎ出ていくのだろうそこでみっともなく溺れる小さな点となっておまえは消えていくのだろうそんなことより吐いてしまったら腹が減るのが嫌Esそのへんのジャック・デリダ。