かわいた砂漠の皮膚のしたを地下水のように血脈が蜿蜿っているどろりとした黒い血がおまえの欲望を溶かしこんでわたしの熱いほとへとそそいでいる絞めてやろうか そのだらりとしたふぐりをおまえの喉仏がナムナムと上下するのが丸見えだ三月十日 伸ばしに伸ばしたこの爪でおまえの頸動脈をひと裂きさ鉄錆の軋んだ音が響いて聞こえない叫びが森にこだまするだろうよEsそのへんのジャック・デリダ。