20231214

jeelamuu
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気が散らばっていた。

おすなばをカクレミノにして、もう何だったのか分からないような秘密の香をしまう。

鳥と飛行機がなかよく並んで、遠くの乾いた空を横切る。霞で被写界深度の浅い、スーパーフラットな光景。そこに鳥と飛行機の差はないのかもしれない。

コトを小さく分解すればグラデーションになる、などと思っていたが、コトが細断されて視野角は狭まり、なんだか窮屈になるばかり。

借りてきた言葉はいつの間にか壊れてしまった。視点を引いて、ひとりひとりの自分がみている世界を大切にしたい。

ただ思うままではいけない。あなたにならない。

思いは原動力になるが、強い思いのまま行動するのはただのわがままで、野生の動物と変わらなくて、人間ではないかもしれない。

でもそこを否定していたら、それこそ人間でないかもしれない。だから僕らは、情熱で冷静を活かしたい。

さぁ、常夜灯が照らすベッドのすぐ傍で、眠れずに眉をしかめて目を閉じる、6歳の君をみている。

ほどなく今日を眠らせる。

みんな、誰かのために思いを馳せて、がんばれるんだ。

@jeelamuu
飄々漠々とつづります