という話をいきなりですがやっていきます。世の中結構こういうのが大事なんじゃないかなと思うわけです。今の会社でタメ口使う人ほぼおらんけど。
そもそもタメ口ってどんな時に使いましたっけ
世の中一般的に、タメ口をきいて良いとされているのは友人同士や年齢の近いもの同士、もしくは目上の人間が目下の人間に話すとき、とされていますよね。
良いとされるシチュエーション、思ったより少なく感じませんか?タメ口は意外と使って良いときが限られています。
これによって何が起こるかと言うと、タメ口が上下関係を作り出し、補強するんですね。タメ口をきいた相手は下に思えるし、きいてきたあの人は目上に感じるわけです。
文脈を特定できる行為は、自ずと文脈を補完し背景を描き出します。
何が悪いか
仕事上のマジ話をしづらくなるのが、悪いというか嫌だなあーと思ってます。本気と書いてマジと読みますが、何かしらの討論をするときは、純粋な討論をしたくないですか?僕は常にそう思ってます。
正しい意志決定をしたくて討論しているのに、その討論が正しさ以外の力で決まるのはもどかしくないですか?えらい人が言ってるから言うことを聞く、若造だから意見を聞かない。これらは価値に真摯に向き合うほど不合理にさえ感じるでしょう。
これは討論だけでなく、コミュニケーションすべての問題です。討論だけでなく、報告・連絡・相談だって歪みます。そうなってくると、意思決定全体が歪んでしまうんじゃないかということを僕は懸念しているのです。
じゃあどうすればいいか
常に敬語で喋ればいいだけです。何も徹頭徹尾、尊敬語謙譲語丁寧語を使い分けて礼儀正しく接せよ、と言っているわけじゃないです。
まさに今書いている文章のように、こんな感じで、それってほぼ丁寧語だけじゃんくらいのゆるさで良いから、言葉を丸く保ちましょうって話なんですよね。
そうすることによって上下関係がより小さく感じられ、より対等な討論を引き出す一歩になるのかなと思います。
注意
まずここで重要なのが他人に押し付けるなという点で、まずは自分から、接する人全てに対して敬語を使ってみるのがいいと思います。いきなり変えるのは変に思われるかもしれないので、次の職場やチームくらいから試してみるのがいいと思います。
次に気をつけたいのが、敬語を使わないことで強化される上下関係というのは意外と便利で、細かい理屈を抜きにして相手を従わせたい場合などによく使われるという点です。
それを意識的に使っている場合はいいんですが、この上下関係が無意識レベルで広まっている組織においては、敬語を使うのは命取りです。死にます。そんなことをすれば目下に見られ、発言力はみるみる落ちていくでしょう。
周りを見つつ、使うべきところではなるべく敬語を使い、いい議論を引き出していきましょう。
まとめ
タメ口によって上下関係が作り出されたり、補強されたりする
そうして生み出された関係は、意思決定や報告を歪めかねない
なので仕事でタメ口使いたくない
時と場合によるけどね
そんな話でした。おしまい。なんだこの話。