はじめに
これは"Co-Active Advent Calendar 2024"の19日目の記事です。

今日までのみなさんのエントリを見ると、実に様々なタイトルが並んでいるなことに驚きました。この彩り豊かで広い世界観に多少圧倒されつつも、拙筆ながらこれを書いています。
私とCo-ActiveとORSC
現在、私はアジャイルコーチ及びシステムコーチをやっています。もともとはアジャイルコーチとしてのみの活動でしたが、アジャイルのマインドやプラクティスなどを活用しクライアントのチームや組織変革の支援をしていく中で、自身の支援の力をより強力にしていくにはコーチングをしっかり深く学ぶべきなのだろうと感じることが日に日に強くなっていました。
そして2021年5月頃、いよいよ本気でコーチングを学び始めることにしました。ただコーチングは、大きく分けると「個人に焦点をあてるコーチング」と「関係性に焦点をあてるコーチング」となることを知り、さすがに両方を並行することは無理ゲーなのでどちらにするかの選択が必要ということがわかりました。具体的にはCo-ActiveかORSC(システムコーチング)の二択に絞れてきました。
そこで私はCo-ActiveとORSC両方の基礎コースを受け、それぞれの体験・学びを踏まえて今の自分にどちらがより役立つかを考え、最終的にORSCを選ぶことにしました。
止まったままのCo-Active
そこからはひたすらORSCの学びを進め、あれこれ困難もありましたがどうにか2023年2月にORSCCという認定資格を取得しました。この道のりで得られたORSCの智慧は力強く、確実にアジャイルコーチとしての私にパワフルに作用していることを実感しています。また、並行してシステムコーチそのものとしての活動も行うようになりました。
ただその一方で、当時選択しなかったCo-Activeについて改めて学びの道を進める気にはなれないままでした。ORSCC取得以後、その気になれば再開できたはずですが、重くなっていた腰は上がらないままでした。ふりかえるに、ORSCの学びの道がハードだったからしばらくゆっくりしたいという気持ちがあったからだと思います。また、ORSCを応用することで個人へ焦点をあてることもある程度できるという実感があったのも挙げられます。
「これはサボタージュかもな」という思いと「別に今こそというわけでもないよな」という思いのなかで揺らぎ続けているような状態でした。
そして時は動き出す
このように止まり続けていた「私のCo-Active学びの道」ですが、変化は唐突にやってきます。2024年10月頃、いつもと変わらない日常の中、入浴を終え一日の汚れも疲れも流しすっきりした気分で濡れた髪をタオルで拭いている時に、ふと
「ま、そろそろやるか」
という声が自身の中でパンッと聞こえてきたんです。まずは脈絡の無さに戸惑いと驚きがありましたが、実はこの瞬間で既に躊躇することなく改めて踏み出せる状態になっている自分にもとても驚きました。言葉で説明できるようでできないような不思議な体験です。魔法みたいで面白いですよね。このような時、私がすべきは新たに出現したそんな自分を歓迎し受け入れることだけです。
というわけで2025年、よろしくお願いします
このインパクトに身をまかせ数時間後には応用コースの申し込みを済ませていました。本当は2024年中に始めたかったのですがコースと自身のスケジュールとの都合上、2025年3月からの予定となっています。ちなみにまだ申し込みはできていませんが応用が終わればすぐにそのまま上級コースへも進もうと思ってます。この道中にある新たな出会いもとても楽しみです。
あと私の中でちょっと興味があることがあります。それは「ORSCerがCo-Activeを学ぶことはどんな体験になるのか」です。あくまで私の観測範囲に過ぎませんが、ORSCを学ぶCPCCな方は結構多いのですが、逆はとても少ないです。これはなぜなのかを探りつつ、どのような学びの体験になるのかを楽しみにしています。
というわけで2025年、私のCo-Active学びの道が再び始まります。そこで出会えるであろう、関わりを持たせてくれるであろう皆さん、どうぞよろしくお願いします。