RSGT2024に参加して登壇してギャザってきた

jhonny_camel
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1年のスタートはRSGTから

今年も例年のごとく、RegionalGatheringTokyo2024というアジャイル/スクラム日本最大級のイベントに行ってきました。スピーカー且つロゴスポンサーとして3日間、Day0(スピーカーとスポンサーの前夜祭)を含めると4日間、自分なりに満喫してきました。

ざっくり今回の所感

なんというか、"適応課題"をテーマにしている比重が増えてきている印象があります。アジャイル/スクラムを実践してみることはもう特別なことではなくなったものの、なんだか思ったより成果に結びつかない。これはスキルやプロセス、環境といった問題もさることながら、チーム、マネージャ、あるいは組織の関係性などに真因があった。つまり技術的問題だけでなく適応課題にも焦点を当てる必要に気づき始めた。そんな局面であるような気がしています。

とはいえ私は適応課題が技術的問題よりも優先されるべきものでもないと思ってます。技術的問題も適応課題もどちらも等しく重要であるということです。ただ合理性や定量性から技術的問題が優先されがちで、更には本来は適応課題であるものをも技術的問題として扱ってしまう現実があると思います。なので私は「技術的課題はもちろん大事だけど、適応課題の存在にも注視し扱おう」と言い続けようと考えています。

今回も登壇してきました

自分の登壇予定はDay2の終盤だったのですが、いつものごとく超締切駆動のためDay0、Day1共に夜なべしてスライドを作る有様でした。そのためどこか気が休まらない感じが付き纏い続ける状態でしたが、慣れというのは恐ろしいものです。(良くない

そんな私のセッションはどうにか仕上げてリリースできました。スクラムマスターがシステムコーチングの智慧、特にRSI(関係性システムの知性)を活かすことで更に深い観察や傾聴ができ、適応課題を乗り越える支援に役立つよというのがテーマです。スライドは公開しているのでよければご笑覧ください。感想、質問、フィードバックも歓迎です。

[SpeakerDeck] More Great ScrumMaster 〜システムコーチングの智慧がもたらす更なるScrumMasterWayへの歩み〜

スライドの中の一番伝えたいメッセージも置いておきます。

カンファレンスではなくギャザリング

RSGTはその名のとおりギャザリング。集まり、会話などを通して影響しあう場。システムコーチングでいうところの関係性システムです。今回はCoach's Clinicのコーチをやらないことになったのでその分積極的にFirstTimer(初参加者)に関わっていくことにしました。自分の中ではClinicでコーチすることの楽しさは変わりませんが、今回のような楽しみ方もまた良いものだったと実感しています。

また、今回は例年よりも積極的に懇親会に足を運びました。といってもDay0、Day1はその後にスライド作りをしなきゃというのが脳裏によぎりながらなので多少控えめではありましたが、Day2、Day3においては解放感も後押ししてのびのび楽しみました。特にDay2の夜においてはセッション参加者から真摯なフィードバックももらえたのがとてもありがたかったですね。

初めましてはもちろん、いろいろ話しをしたりわてギャザってくれたみなさん、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いしますね!

自分の中の2024が始まった

これでようやく私の2024が始まります。いろいろやりたいと思うことはあるのでひとつひとつやっていきます。その中で、今年も毎月のように各地でスクフェスが開催されるので昨年に引き続きできるだけスポンサーしつつ現地参加していく予定です。みなさんも各地スクフェスに参加する機会あればぜひ話しましょう。そしてコミュニティから智慧をもらい、あるいは還元し、"日本のアジャイルコミュニティ"というシステムを共に育み、共に進んでいきましょう。