労働者は敬うべきである。
綺麗事とか道徳心とかそういうのを抜きにして、本気でそう思ってる。ホワイトカラーもブルーカラーも等しく納税者達には承認をあげたい。
こう思うようになったのは学生の頃だろうか、仕事が原因で体を壊した父が自分と同じ “人間“ であるとわかるようになったその時から社会で働く人々がたまらなく愛おしく思えた。
やりたいことを仕事にしていないとそれは敗北であると言う人がいた。幸せじゃなさそうとも言っていた。
私は決してそうは思わないし、他人の幸不幸を推し量るのは傲慢ではないだろうか。どんな仕事にも楽しいこと、面白いこと、理不尽なこと、やるせないことはあるだろう。どんなにきつい仕事でもどんなにクソな仕事でも、幸せかどうかなんてそんなことでは決まらないと思う。
だから、私は懸命に働く人たちから感じる哀愁を、全力で肯定してあげたい。