僕が持っているバイオリンは、葉加瀬太郎ファンなこともあり、Antonio Tarontinoを持っている。
すごく綺麗な音色が出るし、好きなアーティストのシグネチャーバイオリンとあり即これに決めた。
TarontinoのうちTaroは葉加瀬太郎の太郎だと思う。tinoというのはイタリアの作曲家っぽい名前をつけているのかなと想像している。
ではAntonioはどこから来たのか。アントニオと言う作曲家は数人いると思うが音楽の授業でも習うバロック音楽の作曲家ヴィヴァルディは「アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ」と言う。
まぁ誰か有名な作曲家からとってきただけならヴィヴァルディからとってきてるのが安易に想像できるが、僕の勝手な想像でこの人から持ってきてたら面白いなーと思う作曲家が存在している。
音楽を全くやらない方でも、「バッハ」や「モーツァルト」はご存知かと思うがモーツァルトのフルネームは「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」と言う。
モーツァルトが活躍した時代は「古典派音楽」と言われるものになるが、同じ時代を生きたモーツァルトと関係性の深い人物が存在する。それが「アントニオ・サリエリ」である。
モーツァルトのライバルとして有名な作曲家でオペラにもなっている。
このオペラのあらすじとして以下のように書かれていた。
サリエリは芸術を愛し、努力を重ねて音楽家としての名声を得たが、今やモーツァルトに与えられた天才に嫉妬を感ずることを独白する。モーツァルトがやってきて、天真爛漫にサリエリに自分の音楽を聞かせる。サリエリはモーツァルトの天才を賛美し、食事の約束をする。モーツァルトが去った後、サリエリはモーツァルトの毒殺を決意する。
サリエリは努力を重ねて音楽家として名声を得たが、天才モーツァルトの才能に嫉妬心を抱いてしまう。音楽家として実力で相手を称賛する気持ちと自分の名声を奪われたような気持ちが交差する部分にはとても人間性を感じられて、こう言った歴史や話が大好きな僕にとってこのAntonio Tarontinoのアントニオが指す部分がサリエリだった場合、対象となるAmadeus Tarontinoが実は存在するのか、存在しないけどその秀才を思わすような楽器として因果関係を持つ何かを考えながらこの名前にしたのか、生涯のうちに1度もし質問ができることがあれば聞いてみたいなぁと思っている。
ちなみにこのアマデウスと言うのはオタクの皆さんはもうお分かりだろうが、シュタインズ・ゲート ゼロで登場するAIシステムの名前である。ゼロでは牧瀬紅莉栖の記憶データを元に学習させたAIをアマデウスシステムにより起動している。そしてその牧瀬の先輩に当たる比屋定真帆の研究室でのIDは「Salieri」となっている。この2名はまさに音楽家のモーツァルトとサリエリのような関係性だと比屋定の話で何度も出てくる。二対である関係性をオタクとしては期待してしまう。