Refind Selfをクリアした。
ましまろさんがやってるのを見て「あ、これは神ゲーだ」と一瞬で分かったので即購入(なんと800円弱)。ウーマンコミュニケーションのように、目を引く要素の裏に本性を隠すスタイルでした。
タイトルを直訳すれば「自己の再発見」。自己の定義については哲学者や心理学者がたくさん提唱しているけど、本ゲームにおいては「なにげない行動にこそ、君の性格は潜んでいるんだ」とのこと。プレイヤーはゲームのプレイを通して"行動"を評価され、診断結果に反映される。つまり客観的な行動という尺度から得られた"自己"とご対面し「自己の再発見」をするわけだ。一般的なアンケートで主観的な自己と対面する性格診断とはちょっとだけ違うよね。(ゲームなので妥当性とか信頼性とか言わないで遊ぼうね)
とまあ性格診断はできるしもちろん面白いんだけど、それだけで終わらないのがこのゲーム。良さを詳細に語るとそれだけでネタバレになるのであまり内容については語らない。ただ、それだと神ゲーをみんなに広められないからゲームシステムでめっちゃいいなと思った点だけ語ろっかな。
先述した通り、このゲームはプレイヤーの行動を評価する。だからゲーム内には無数の選択が準備されてる。村人と話したり鍵を探したり、あるいは道端の花を拾ったりその辺の街灯を触ったり、なんて小さなこともできる。
けどそんなにたくさんの選択肢がたくさんあったら、我々ゲーマーは目についたもの全部やりたくなる。主人公の頭の上に「拾う」なんてコマンドが出たら決定ボタンを押したくなる。例えそれがアイテム「燃えるゴミ」でも。これが性というもの。
しかしこのゲームには行動回数の制限がある。道端の花を拾い続けているといつのまにかゲームが終わってしまう。だから無数の選択肢の中からやってみたいことを選んで行動しなければならない。やりたいことと行動回数の制限の中で悩み、選択する。
私、この要素が大好きでね。なにせ長いことゲームに浸ってると全部の選択を取ってみるのが当たり前になりがちじゃん。最近はRPGやれば街中のNPCに話しかける始末だったからね。けどこうやって選択に限りがあれば、かなり人間らしい動きができる。私は本来、知りたいこと気になったことをつなぎ合わせて、答えを求めてフラフラと歩き回るのが大好きなんです。迷い悩み仮説をもとに選択する。嗚呼人生也。高評価。
最後にひとつ。このゲームは「人間とは」「人生とは」とテーマを突きつけてくる。プレイしてみて何を思うかはきっと人による。だからこそみんなにおすすめしたい。誰がやっても楽しめるとてもいいゲームだと思います。ぜひやってみてね
以上