引き際を知らぬものに大将は務まらぬ

joejack
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東方目眩録の中でのセリフ。(多分誤差あり)わたしがすごく共感する言葉。

わたしは描くスピードだけは早い。飽き性の極みで、途中で飽きる前に描き切るというのを徹底した結果こうなった。この速さはアナログで描いている時に描き終わるのが早いというのに気づいてから身についたものだった。

デジタルは拡大すればいくらでも描き込める。なので、いつまでも描いてしまいがちでその間に飽きてしまう。その点、アナログは修正に限度があるので仕上がりが早い。ある程度の失敗は諦めるしかない、一つ戻るがない故の難点であり利点であると言える。

つまるところ、諦められれば諦められるほど絵は早く上げられる。もちろんクオリティはしっかり頑張ったものよりだいぶ下がるだろうけども。それでも、完成しない名画を描くより完成するそこそこのものを量産する方が(絵のうまさは試行回数だと思ってるので)画力向上にもつながる。

特に男性の絵は正直そんなにこだわりがあるわけではないので早い。女性はこだわりがあるので時間がかかる…このことからも「これでいいか」と締められるのはスピードの根幹だなぁと感じる。

大将に、すごい人になるには諦めが肝心。しみじみ。でも、いつかは諦めずに名画も描いてみたいな。