32歳のテーマは「道草を楽しんで、お土産を持ち帰る」
32歳になった。資産設計や世界一周の計画で年齢から逆算することが多かったせいか、「やっと32歳か」くらいの感覚で、驚きはあまりない。10年前に思い描いた32歳になれているかというと、全然そんなことはない。でも今のマインドで当時の環境に戻ったら、まったく違う立ち回りをするだろうなと思えるくらいには、グラデーションで成長している気がする。
今年は世界一周もあるし、たぶんこの年も人生のターニングポイントになる1年。あとで振り返ったときに、ハイライトとして出てくる年にしたい。ただ「行った」で終わらせずに、ちゃんと何かを持ち帰って、人生の宝物にしたい。そして、そういうお土産はだいたい予定外の寄り道で拾うものだと思う。だから32歳のテーマは「道草を楽しんで、お土産を持ち帰る」。数は多くなくていい。何を持ち帰ったかを、ちゃんと一生覚えておきたい。
10年ぶりのテカポで定点観測
10年ぶりにテカポへ行った。クイーンズタウンから電車とバスで数時間近く揺られて、着いたら強風でパタンキュー。見覚えのない橋やお店ができていて、文明開化の音がした。一方で、サーモン丼のお店はいまだに健在。続くものは続く。Mt Johnに登ったら頂上にカフェができていて、時代の流れを感じた。10年前に行った場所にもう一度行くことなんてなかなかないから、ここまでわかりやすくビフォーアフターを比べられるのはおもろい。

翌日はマウントクックで、32歳にして初めて氷河を見た。正直、見た目はかき氷の残りだった。それ自体に意味があるというより、そこまで歩いたことに意味がある。振り返ると、10年前の旅も星そのものより車中泊や貧乏旅の記憶のほうが濃い。結局いちばん残るのは道草なんだと思う。
SLHが最高すぎる
マウントクックではSLHのリトリートに泊まった。ヴィラ一棟貸し、本物の薪ストーブ、星空の下のホットタブ、冷蔵庫には無料のシャンパン。バスローブ姿でマウントクックを眺められる。前日がゲストハウスだったから、落差がすごい。一人ひとりに向き合う丁寧なホスピタリティに感無量だった。

ただ、オーナーが「I’m Luke, nice to meet you」と名乗ってくれたのに、テンパって自分の名前を言い忘れた。英語の瞬発力はまだまだ。次は自分から名乗る。