オモコロよりふっくらすずめクラブの方が好きかもしれない…(何故ならみくのしんが好きだから)と思い、居間のテレビでダラダラ垂れ流している。
動画内で八木重吉の貧しき信徒という詩集がおすすめされていて、こんなに短歌が好きなのに詩には触れて来なかったなあと青空文庫を開いてみた。
ものすごく簡潔に、優しい言葉で書かれた詩たちだ。日記のようにも見える。読みやすい。読みやすいけれど、合間合間で病に苦しんでいる彼の心境などが描かれているので切なくもある。梶井基次郎を読んでいても思うけど、わたしはこういう、なす術もないままただ時間が過ぎていくみたいな話が好きすぎるな。
読んでいて一番好きだった詩。
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ひかる人
私をぬぐうてしまい
そこのとこへひかるような人をたたせたい
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胸がぎゅっとなる。私を拭うってすごい言葉だ。きっとしぶとくこびりついているんだろうな。
今更すぎる出会いな気がするけど、よい詩集に出会えた。