2024.6.3 - 2024.6.9 『マッドマックス:フュリオサ』『違国日記』『1Q84』

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今週は7kmを4回で28km走った。毎日走りたいのだが、どうしても都合がつかない日があった。

旬の食材を使った料理としてゴーヤチャンプルを作った。夏によく作るのだけれど、今回、いままでで一番美味しくできたかもしれない。豆腐を先にオリーブオイルで炒めておくのが良かった。豚肉もバラ肉よりもも肉の方が自分の好みだった。

金曜日に猫の健康診断があった。以前頼りにしていた獣医師の先生が他院からの引き抜きにあってしまい、しばらく担当医に不安感があったのだが、今回新たに診てもらった先生はかなり良かった。こちらが言う少しの心配事も流さずしっかりと受け止めてくれ、考えられるパターンを挙げて答えてくれる真摯な方だった。なるべく長く今の動物病院に勤め続けて欲しい。

ティアキンがハマると止まらなくなってしまい困る。こういう時はとにかく早くクリアしてしまうに限ると思うのだが、先は長そうだ。

『マッドマックス:フュリオサ』

前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚。前作の登場人物のフュリオサがなぜ、砦の女たちを連れて逃げ出すに至ったかのストーリー。

フュリオサ役は前作と違ってアニャ・テイラー=ジョイが演じている。途中まで誰か分かっていなくて「あれ?これはクイーンズ・ギャンビットの人では」と気づいてびっくりした。目の演技がすごい。

前日譚なのだけれど、本作の終わりは前作の始まりにそのまま繋がっているのですぐに前作をもう一度観たくなる。エンタメ度抜群の一作で大満足だった。

ジョージ・ミラーはもう80歳くらいだが次作の構想もあるそうで、楽しみにしています!

『違国日記』

ヤマシタトモコの漫画『違国日記』の映画化作品。漫画の方は自分にとってオールタイムベスト級に好きな作品なので、昨年に映画化が発表されてしかも槙生役に新垣結衣と知った時には正直なところ「やめてくれよ」という気持ちで、大好きな作品に変に手をつけて欲しくないという思いがあった。でも、昨年末に公開された『正欲』での新垣結衣の演技が素晴らしくてあっさり手のひらを返して上映を楽しみにしていた。

新垣結衣の出演に気を取られてあまり気にしていなかったのだが、実際に観ると朝役の早瀬憩の演技が素晴らしかった。人生のどん底に落ちる体験をした朝が周囲との関わりから自己を再構築していく様が漫画と同等に、ある面では漫画以上に生き生きと表現されていたと思う。実際に朝が存在したらこんな感じの子だろうなと思った。

率直な感想として、原作が良すぎるので同等またはそれ以上のものにはならなかったかなとは思うのだけれど、製作された意義はとてもあると思うし、観て良かった作品だ。

劇中に朝と槙生と醍醐が三人で歌いながら歩くシーンがあるのだが、その撮影場所が自分の日々のランニングコースで、あまりに見覚えのある風景に声を出しそうになってしまった。これからはそこを走るたびに三人の素敵なシーンを思い出せるおまけを貰ってしまった。

村上春樹『1Q84』

オーディオブックで聴き終えた。全部で60時間以上あるのをランニング中、就寝前、料理をしている時などに少しづずつ聴いて聴き終えるまでに3ヶ月くらいかかった。

女性の主人公のパートを杏が、男性のパートを柄本時生が担当していた。役者がやる朗読は抑揚がつきすぎず、かといって平板過ぎることはなく、ちょうどよい。

新書とかビジネス書とか誰かが何かについてずっと説明をしている類の本はオーディオブックでは聴いていられなかった。元々、授業が苦手で1人の人がずっと話しているのを聞いているといつの間にか違うことを考えてしまう傾向があって、新書とかビジネス書の朗読を聞いているとそれに近い状態になってしまう。小説やエッセイの場合はそのようにはならない。朗読を聴くというのは、文字を読むのとも演技を観るのとも違った良さがある。

小説自体は最初から最後までどう進むのかを推測する事が出来ずずっと面白いのだが、読み(聴き)終えてみると捉え所が少なく「こういった事を語っている」と言い切ることがいまいちできない。

主人公の青豆も天吾も家庭環境によって生き方に制限がかかり、幼少期にはどうにもならなかった状況を自らの力で解決した人物だ。でも、どちらも歳を重ねてからも幼少期に受けた制限の影響からは逃れられてはいない。逃れられないというか物語の終盤に自らの構成要素として咀嚼し受容しているように思える。この物語は主人公の2人に限らず、主要な登場人物それぞれ、自ら選ぶことが出来なかった状況に対する向き合い方を描いていたように思う。生きていく上でどうにもならない物事は存在し、それに対してどう向き合うのかを考える物語だった。というのが素直な感想だろうか。牛川の最後は悲しかったな。登場人物の中で一番感情移入したキャラクターだった。

物語の中で出てくる言葉で天吾の父が言う「説明しなくてはそれがわからんというのは、つまり、どれだけ説明してもわからんということだ」と青豆がタマルに言った「ひとりぼっちではあるけれど、孤独じゃない」というセリフが心に残った。

次週

  • 週半ばに天皇杯がある

  • 『チャレンジャーズ』『あんのこと』『かくしごと』と楽しみにしていた作品がたくさん公開されている

  • 週末は旅行に行く