2024.1.22 - 2024.1.28 年末に思いを馳せる

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よく聴いているラジオ番組で、ゲストが日記の付け方で「その日一日にタイトルをつける」と話していて、毎日簡単に付けている日常の記録でやってみたら良かったので、この週記にもタイトルをつけてみることにした。その日一日にタイトルをつけるとしたら何だろうと考えていると、少し良い過ごし方をするようになる気がする。ラジオではその他に「美しかったものを書き留める」「自分を褒める」なども話されていた。

今週はJリーグの日程発表があったので、来月の開幕戦から最終戦がある12月までのことをたくさん考えていた。日程が出た途端に年末までのことを想像するのだ。

昨季、応援しているチームが上位リーグへの昇格を果たしたので対戦相手もガラッと変わり、遠征先も昨年まで行っていたところとは大きく変わる。下部リーグには地方のチームが多い。アウェイでの試合を観るために観光込みで遠征に行くのが毎年の楽しみだったのだが、昇格をするとリーグは予算規模の大きいチームばかりになる=都市部にあるチームばかりになる。自分としては遠征の魅力は以前より劣ってしまったように感じる。フットボールを観るために遠くまで出かけることは今までよりも減りそうだ。

応援しているチームの試合以外もディビジョン関係なく配信で試合を観ているので、応援しているチームの遠征のついでに他のリーグの試合も観に行けたらいいなと思うのだが、ちょうど良い日程を組み立てるのがなかなか難しい。

去年の今頃も同じことを考えていた。カレンダーで期間を指定するとマップ上にその期間に試合が開催されるスタジアムを表示するサービスが欲しい。複数のチームの試合の観戦旅行の計画を立てるのだ。Jリーグの開催試合だけならばデータを揃えるのが難しくないので、割と簡単に作れそうだ。JFLまで入れてもそう難しくはないだろう。できれば地域リーグや大学・ユースの試合まで入れられるといいのだが、データの収集が大変そうだ。

自サービスのアップデート作業が佳境に入ってきているので、作業時間の確保ができるか分からないがやってみよう。

ランニングは33km走った。先週、少しくたびれてしまってあまり目標は気にせず走ることにしようと思ったのだが、結局先週と同じくらいの距離を走っている。疲れすぎないようになるべくゆっくり・心地よく走ることを意識した。

近所に新しくできた定食屋が良い感じだった。オーソドックスな定食屋で、逆に近所にはあまりなかったタイプなので嬉しい。チキン南蛮定食が美味しかった。店員はかなり個性的だった。店先にビンテージオフロードバイクが停めてあるのも良い。話が合いそうだ。

先週観始めた『ザ・モーニングショー』はシーズン1をあっという間に観終わってしまった。アメリカ国内ナンバーワンの朝の報道番組内でのハラスメント問題を扱ったストーリーで、オチは想像の範囲内なのだが、入り組んだ構成が良くできていて引き込まれ、ラストまで一気に観てしまった。

ハラスメント問題ではよく言われる、「受けた側がどう感じているか」ということが重要で、相手の感覚を自分が理解できるということは決してない。行為や言葉が他者にどのような影響を及ぼし得るかを慎重に考えなくてはいけない。

今週から始まった連ドラ『不適切にもほどがある』では行きすぎた"多様性の尊重"を題材にしていて、この風潮にカウンターを入れるような内容だった。どちらに寄りすぎてもいけないのだろうけれど、今の誰でも発信できる世の中は個々の偏りが簡単に外に出せてしまうから反発が反発を生むのだろう。

『ザ・モーニングショー』はシーズン2以降は少しずつ観たいと思っているのだが、結局一気に観てしまいそうな気がする。

今週はPeter Sandbergというスウェーデンのアーティストの曲をよく聴いていた。『Motion』という曲が特に好きだ。

個人開発

新たな機能リリースの大詰めに来ているつもりだったのだが、低スペックマシンでのパフォーマンスがかなり悪くなっている事が発覚した。いま一度設計を見直す必要が出てきた。自分の環境は基本的に最新のものを揃えているので、テンション高く開発を進めた時にやってしまいがちだ。ユーザーの多くがテクノロジーに関する知識が乏しいことが想定され、しかも世界中にユーザーがいるサービスなのでもう少し慎重に進めなくていけない。

映画『PERFECT DAYS』

昨年末に公開されたヴィム・ヴェンダース監督作品。主人公の平山を演じるのは役所広司。酒を飲むシーンではついつい頭の中でビールのCMの音楽が流れてしまう。

渋谷区のトイレ清掃員である平山の生活をじっくりと映し、その様子から浮かび上がる彼のこだわりやルーティンに豊かさを感じる。鑑賞しながら、先週まで読んでいた『中動態の世界』のスピノザによる変状についての章を思い出していた。

人の感情というのは、その時々に新たに生成されるものではなく、私たちの内に持続的にあり、喜びと悲しみのどちらかに振れ続けている。平山のように太い芯を持ちながら日々の生活を営んでいても、外部から持ち込まれる事象に感情の振れが見られるところに自分は魅力を感じたのだろう。

今週読んだ『「おりる」思想 無駄にしんどい世の中だから』の前半部分にも平山の生き方に共通するところを感じて、読書体験と映画鑑賞体験が自分の中で交差するとても良いタイミングだった。

もう一つ思い浮かべていたのが漫画『ゴリラーマン』だ。無口な主人公をよそに周囲の人物たちが勝手に話して会話を進めていくところや、主人公が持つこだわり(ゴリラーマンはカロリーメイトを愛飲し、わかばという人があまり選ばない煙草を吸う)、ゴリラーマンでは作者が好きな有名人の名(往年のパ・リーグの選手や落語家など)をキャラクター達の多くにつけられているのだが、本作のタイトルは劇中でも流れるルー・リードの曲『PERFECT DAY』からで、姪の名はルー・リードと関わりが深いニコなところなど。

『ゴリラーマン』に限らず、ハロルド作石の漫画にはジム・ジャームッシュやヴィム・ヴェンダースの作品の雰囲気があると思う。ジム・ジャームッシュ(と思われる人物)が作中に出てくるし。

元々が渋谷区の公共トイレプロジェクトのPRのための短編作品をヴィム・ヴェンダースに依頼をしたものが、長編作品として撮ることになったそうなので、若干設定に違和感や広告っぽさを感じるところはあるのだが、それを差し引いても良い作品だった。

飯田 朔『「おりる」思想 無駄にしんどい世の中だから』

タイトルが気になって手に取った。

前半部分は深作欣二監督作品をはじめとした様々な映像作品や、"おりて"生きている人の著作から「おりる」ことについての考察がなされている。競争の中で「生き残る」ことを目指すのではなく、競争からは外れて(一度死んでしまって)「生き直す」べきではないかという著者の主張がなされていて、同意できる点は多くある。自分も著者と同じように大学卒業前、周囲が就職活動を行う中で、それらを見下げるというわけではなく「自分には無理そうだな」と思って就職活動をしなかったので共感もした。

だが、"自分のような人"もいることを主張している反面、"自分ができないことをやる人"に対する思慮に欠けているようにも感じた。

後半は朝井リョウの作品群から「おりられなさ」についての考察となっているのだが、その"自分のような人"へ目線を傾けすぎているところがあり作品評のなかに押し付けがましさを感じた。まとまりも悪かったように感じる。

自分は朝井リョウ作品は直近の『正欲』しか読んでいないので、この点については、いくつか朝井リョウ作品を読んだ上で、もう一度本作の後編を読んで考えてみようかと思う。というわけでデビュー作の『桐島、部活やめるってよ』から読み始めた。

朝井リョウ原作の映画作品は全て観ていて、どれもかなり好きなのだが、世代を描いている作家というイメージからか、なんとなく原作小説を手に取ることがなかった。直近に映画化された『正欲』を観る前に予告などから原作を先に読んでおいた方が良さそうだと感じて、初めて朝井リョウ作品を読んだ。まず文体がとても好みで、ストーリーは今までの自分の至らない言動を思い返させられてしまい、いたたまれなくなってしまう胸に突き刺さる作品だった。とても面白かった。他の作品も読んでみようと思っていたのでちょうど良い。

来週

  • 『哀れなるものたち』『違う惑星の変な恋人』『彼方のうた』『エス』『ビヨンド・ユートピア 脱北』あたりが気になっている。どれか一本は観よう。

  • 行こう行こうと思っている展示になかなか足を運べていないので、来週こそは

  • 確定申告やる

  • 髪を切る

来週で1月ももう終わりなんだな。