VIVAの段差は、ちょうど子供の遊び場にもなっているし、ふと寝かせることができる。これが床だと、こうはいない。
12月の23日、去年まではクリスマスツリーにつかっていた予算を半分にわけて、大学に入った頃から大好きな音楽家達のコンサートを企画した、
本場アイリッシュよろしく生音で行ったライブは、本来なら客席と同じ高さでみんなで囲むのがいいのだろうけど、、また少し遠くで勉強をしている高校生にも音をおすそわけしたくって、段差をステージにして会場を準備した。
直接その場に居合わせたわけではないのだけど、あるトークイベントに登壇する車椅子の方が壇上にあげられないから床で話してくれと言われたらしい(最終的に友人たちが舞台にあげてくれたらしいが)
ラーニングのことを学ぶ時に、上下の関係がうまれないようにフラットな場をデザインする、毎回関係性を変えられるようにするという話をきいて、目的と空間を一致させるその態度にぐっときた。
けど、どうしようもない段差を、無慈悲に不寛容に、平準化しようとする世界の流れのなかで、それらを前提にするからこそ、豊かな場もあるんだなと、自分の設計した場所で感動したりした(ぐるっと回って自己完結w)。
改めて、全ての選択に意思をそえて。丁寧に設計していきましょう。
今年もよろしくお願いします。