ごちそうトーク ~長崎・浜んまち界隈編~

ケイ
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ごちそうフォト Advent Calendar 2023 13日目の記事です】

今年の#gochisou_photoの振り返りをしようと当初は思っていたのですが、第二の故郷、長崎の「ごちそう」のことを記事にしたいなぁ…とふと思い至りまして、今回はそんな感じの内容を書き綴っていこうと思います。


さて、長崎の「ごちそう」といえば、何を思い浮かびますか?

真っ先に浮かぶのはちゃんぽんや皿うどんでしょうか?甘味だとカステラも。他にもトルコライスやハトシ、角煮まんじゅう。佐世保に行けばレモンステーキや佐世保バーガーも。五島のうどんも有名ですね。

挙げてみれば分かる通り、交易の玄関口だった長崎らしく和洋中と満遍なく名物があって個性豊かです。卓袱(しっぽく)料理という長崎独特のコース料理があるのですが、これもまた和洋中と様々な料理が卓に並びます。面白い別名として「和華蘭料理」(わからんりょうり)とも言われることも。和食、中華、洋食(オランダ=阿蘭陀)で和華蘭料理。様々な国に影響を受けた料理が色とりどりにあって、訳がわからない…という洒落もあるのでしょうか。

そんな卓袱料理を堪能してみたいならば、「吉宗」(よっそう)というお店がオススメです。

元祖茶碗むし 吉宗 浜町本店 (長崎県長崎市浜町8-9)

1866年創業の老舗で、地元の人々にも愛されているお店です。一人からでも卓袱料理を堪能することが出来る「ミニ卓袱」というメニューがあり、長崎に住んでいた頃には自分へのご褒美で何度か頂きました。名物の茶碗蒸しと蒸し寿司もぜひ堪能してほしい逸品。

さて、吉宗は浜町にあるのですが、ここは長崎一番のアーケード街になっていて、この周辺には美味しいお店がたくさんあります。思いついたお店を幾つか挙げてみると

・店名の通り夕焼けのような色のカレーライスが特徴のお店「夕月」

・こちらも長崎名物。長崎式のミルクセーキ発祥のお店「ツル茶ん」

・毎日長い行列が出来ている洋食の名店「コロッケ」

・洋食といえばここも負けていません「メイジヤ」

・とんでもない高さのパフェが名物「カフェ オリンピック」

・トルコライスの発祥とも言われるお店「ビストロ ボルドー」

…などなど、他にも様々なお店が。アーケードから少し歩けば新地中華街や歓楽街として知られる思案橋もあったり。挙げたお店はもちろんオススメのお店なので事細かにご紹介したいところなのですが、記事が長くなりすぎてしまうので今回は割愛。機会があれば一つ一つご紹介したいところ。

今回は私が一番、それはもう一番好きで、愛しているといっても過言ではないお店を紹介して、今回の記事の締めとさせていただきます。

それは「ニッキー・アースティン」という洋食屋さんです。

ニッキー・アースティン 万屋町店 (長崎県長崎市万屋町4-11 2F)

こちらの名物は100種類以上にもなるたくさんのメニューから選べるトルコライス。ちなみにトルコライスとは、お米(ピラフやドライカレーが多い)、カツレツやハンバーグなどと、パスタが一つの皿に盛り合わせてある形式の料理。「大人のお子様ランチ」と呼ばれることもあります。

とにかくこちらのお店はメニューがたくさんあります。なかなか一つ選べない…という方には是非コロッケの盛り合わせがついているメニューがオススメ。ここのコロッケは絶品で、コロッケ協会から金賞を頂いているお墨付き。

お昼時なら、トルコライスをあえて選ばずに「お弁当ランチ」というメニューの選択もかなりオススメです。お弁当といっても作り置きではなく、注文が入ってからお弁当型の容器に盛り付けしてくれます。様々な品目のおかずが入っていて、勿論コロッケもその中に入っていますので、ニッキーの美味しいところを余すところなく楽しめます。

そして、もう一つお伝えしたいのがサラダの美味しさ!もともとはサラダ専門店として創業したお店ということもあり(サラダとバゲットだけのお店だったのに、お客さんの要望でだんだんとメニューが増えていった…というのを店内の案内で見た記憶があります)、こだわりが詰まっていてとても美味。基本的に全てのメニューにサラダはついてきます。甘くてクリーミーなドレッシングは絶品。

2022年に西九州ルートの新幹線が開通したこともあり、長崎駅一帯が再開発され、私が住んでいた頃とはだいぶ様変わりしているようです(とある方が投稿した写真を見たら、あの広い歩道橋がスッキリ無くなっていて驚きました)。その一端でかもめ市場というスポットが新しく出来たそうで、なんとそこに我が愛しのニッキー・アースティンも出店しているようです。

長崎にお越しの際には是非、ニッキーのトルコライスを味わってみて下さい。私も絶対に近いうちにまた食べに行きたいと思っています。