【2024.3】読書記録

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センス・オブ・ワンダー-レイチェル・カーソン 訳:上遠恵子(☆☆☆☆)

幼少期の御国とキリコ、これがいい(妖怪の感想)。最近読書モチベ無かったけどさくっと読めて良かった。

まだ温かい鍋を抱いておやすみ-彩瀬まる(☆☆☆☆)

面白かった!人間関係と現実と、食べ物の描写… ほっこり話系かと思いきや全然そんなことなくてかなり良かった。彩瀬作品初めて読んだけど他のもめちゃくちゃ気になる~

夜明けの花園-恩田陸(☆☆☆☆☆)

面白すぎた。マジで 面白すぎ

秘密裏に生徒が消える寄宿舎、その他諸々のキャラクター設定、頭が切れて冷徹で残酷な顔良男たち、私が10代のときに出会ってたら(より)狂いそうな舞台設定…たまら~ん 小公女セイラとメイちゃんの執事と桜庭一樹で育ったオタクだからこういうの大好き!あと普通にミステリが面白すぎ さすが恩田陸… ジャケ買いで買ったからシリーズもののスピンオフ短編集ってこと知らずに読んだけど、登場人物の関係性とか全然知らない新鮮な状態で読めて却ってよかったのかも…

どうでもいいけど1話目読んで「絶対有栖院御国これがいい!!!!」にしかならんかった また邪念 お前の読書姿勢はいつもそう。でも怪しげな寄宿舎で女子生徒メロメロにさせながら探偵さながらに事件を解決しようとする有栖院御国は本当に見たすぎる……修平と一緒に帝一ノ瀬学園の難事件を解決していく御国版シャーロックホームズ、スピンオフで作ってよ~(???)

とりあえず三月は深き紅の淵を を読み返そうと思う。4章が理瀬シリーズ1作目らしいけど、他の章は何となく話覚えてんのに4章だけ綺麗に話覚えてないな。その他諸々関係作品もちまちま集めたい… 最高メロメロ男ヨハンのこと、もっと教えて……

失われたものたちの本-ジョン・コナリー 訳:田内志文(☆☆☆)

長かった… 文字数ギチギチの外国文学ってめちゃくちゃカロリーある…

残酷重厚版アリス・イン・ワンダーランド。ファンタジー情景描写が多すぎてこれもう映像で見た方が早いな~…って序盤は思ってたけど、普通にグロくて絶対映像だと見れんなと思った。走り走り読みすぎて訳者あとがきで「そういうことなんだ~」にやっとなってウケんかった。なんかこういう『特別好みなわけではないけど、数年経ったら読み返す可能性はまあまあある』な雰囲気の小説って、手放すこと決断するのめちゃくちゃ難しい

あとこれ帯が宮崎駿の推薦文なんですけど、全体的にあまりにも駿のヘキっぽすぎて笑った。母親に対するコンプレックスとか愛とか嫉妬とかのあれそれと、何となく不穏な寓話…

汚れた手をそこで拭かない-芹沢央(☆☆☆☆☆)

面白〜い!めっちゃおもろい 1話ごとはそんなに長くないし続き気になるからついつい読んじゃうタイプのやつ。嫌な質感のミステリー、~若干の世にも奇妙な物語を添えて~

どの話も面白くて嫌な質感(サイコー!)だったけど、最後の話に出てくる男がほんとにろくでなし・地頭良・顔良キモ男すぎてあの私でも全然不快な気持ちになった。でも途中から横浜流星だと思って読んだらギリ精神保てた。そもそも全然横浜流星ではないのに。なんか、最初佐藤健で想像したら(:横浜流星より佐藤健の方が容易に想像できたので)まだ不快だったけど、横浜流星だとギリメロが勝った。なんで?謎現象 舐めプ・メロ言動のカス男ってほんまにキショいのに、策士すぎて恐怖が勝つ そのバランスが怖すぎてすぐ読んじゃった 面白かった!

卵を買いに-小川糸(☆☆☆☆)

自分の書いた日記が本になってお金になるってどんな気持ちなんだろう。すごい 誰にでもできそうで全然誰にでもできるわけではない芸当

ラトビアやそこに住む人たちの話がほんとうに良くて、そういう生き方を知ることができて良かったなと思う。今日、本屋行ってうろうろしてたら心理エッセイの棚に「繊細さんに向けた」とか「自己肯定感を高めるには」とか「生きづらい人向け」とか、そういうタイトルだけで1棚全部埋まってて、こういうのがウケる日本ってほんとに終わってるなー(そういう人たちを否定しているわけではなく)と思ったところだったので、ラトビアの話は結構刺さった。固定概念を柔らかくしておくためにもずっと読書って続けていきたい

@k869
日記