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【創作】if(you)について

k_106
·
公開:2026/7/12

コミティアから一月ほど経ったので作品の記録を残す。

今の世の中で作品を残す意味とか色々考えちゃって

散々悩んだけど結局

「芸術家が作品を残せなくなって、でもまた作品を作りたいと思うまでの過程の話」とした。一番最初に物語の終わりを決めていたんだけど

当時の制作ノートには以下のように書いてある↓


思い出した。

ある人にとってそれは空気であり

ある人にとってはリズムや鼓動で、

質感であり、自然であり、光であり

私にとっては色彩だった。


上の文章は作品内で使ってないけど、

大事と思う瞬間が主人公が記録する(見る)時間と場所の交差する点に

わずかに存在していて、それを作品として残すことが彼女の芸術だったのだと思う。

if(you)の世界では

ユニークな値を持てば持つほど、それは痛みに変換される。

nullでいることは、自分の中に値を持たないということで

個人としての特別な考えやこだわりを持つことをやめている。

そのためnullの選択は彼女の外側にいるplayerによって操作されているように見える。

値を持たない変数は他に何も渡せない。

手紙を届けるにも受け取るにも、彼女は彼女でなくてはならない。

エルスに本当に言葉を届けるには

else if (you){...次の処理...}

の分岐に入らなくてはならずyouという変数はnullではだめだった。

nullが痛みと共に自分自身というユニークな値を受け入れるのは

エルスが世界の色彩を見せてくれたから。

nullは心に残った瞬間を作品に残したいと心の底で感じていて、

だから真実を知って傷ついて一度心は死んでしまったけど

芸術家としての心がまだ息づいていたので

混沌の中に再び飛び込んで行くことができる。

そんな感じのことを考えて作っていた。

initで初期化されて新しい処理が始まる。

それがどういったプログラムなのかはまだ誰も知らないので

彼女たちがどうなるのか私も知らない。

以下映画小ネタ

・「ともに生きよう」は『81/2』から

・「どうやってここに入った」→「想像力を使って」

というのは『リミッツ・オブ・コントロール』から

・マッチが価値を持っているのは『不思議惑星キン・ザ・ザ』から

・マッチ箱をカフェで交換するやりとり

『リミッツ・オブ・コントロール』から

それ以外の小ネタ

映画雑誌に出てくる『塔』と『PLANET NO.6666』それぞれ自分が過去書いたシナリオから。

作業中に聞いていた曲

@k_106
なんか思ったこととかのメモ。