デザイナーの成長に関する思考 #1

kadop
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ジュニアデザイナーの成長は、デザインスキルの向上と分かりやすい一方でシニアデザイナーの成長は分かりにくさと難しさを感じる。

そもそも、シニアデザイナーの成長とは何を指すのか?何のために成長をする必要があるのかの定義すらあやふや。

ジュニアデザイナーの場合は、デザインスキルが上がれば任される仕事が増えて、新しいことに挑戦する機会が広がる。

シニアデザイナーの場合は、デザインスキルはある程度あるので一定の仕事を任せる事はできるが、本人にとっては同じこと繰り返しになることも多く、新しいことに挑戦する機会が減っていく。

成長の前指標が新しい機会の獲得となるのであれば、ジュニアデザイナーはデザインスキルを伸ばせばよく、シニアデザイナーの場合はデザインスキルを伸ばせば良いというものではなさそう。

シニアデザイナーが新しい機会を獲得するにはデザインスキルだけでは足りない別のスキルが必要となる。

もちろん、圧倒的なデザインスキルを持っておりその人にしかできない仕事というものはあるがその数自体も少なく、圧倒的なデザインスキルがあったとしてもそれを発揮する場はそう巡ってこない。

@kadop
Goodpatchというデザイン会社で新規事業開発を担当。 UXデザインやサービスデザインなどが専門