ココナラをがんばる鳩居ぼたん

伊藤はと
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いろいろあって、いろんな人に集客やお仕事の理想実現のアドバイスをもらってみた。

そのアドバイスにしたがって、ココナラで占いのサービスを売り始めている。

(ほかにもInstagramの運用とか、自分のやりたいことをどう表現するかとか、いろいろ人に意見をもらっているのだが)

正直ココナラ占いバカにしてたというか、埋もれるやろ〜と思っていたけど(実際いままで埋もれてたけど)ごく低額のサービスをつくり、オジョ・フォーラムで宣伝して初速をだしてもらったところ、なかなかいい調子で売れている。

なにより即座にお金になるのがいい。

Instagramの運用とか、TwitterやThreadsで毎日の占いを載せるのだって、お客様から問い合わせがくるまではぜんぶ無料でやることだ。

迂遠すぎる。というか、時間がかかりすぎる。わたしは実際いま現在生活に困っているのだから、悠長にフォロワーを増やしている場合ではない。

まあ長期的にみたらInstagramとかThreadsのフォロワー増やすのも大事なことだとは思うけど(Threadsはインプレッションの数がすごいので、かなり見込みがあると思う。Instagramはまるで微妙だ)すぐお金になるのは助かりすぎる。ごくふつうに。

ココナラの手数料はバカ高いけど、そのぶん3000円から振込手数料が無料だったりして少額取引にもやさしい。

ココナラで稼いだお金をイベント出店料につっこんで、12月は対面占いを強化するつもりだ。

対面占いも即日現金なのでじつにたすかる。

良い新年を迎えられるように、ちょっと頑張って稼ぐことにする。


……「ちょっと頑張って稼ぐ」で思い出してしまったのだが、

こうなるまでには紆余曲折あって正直9月あたりは病みの極みだった。

お師匠と相性がよくなかった。シンプルにいえばそう。

シンプルにしないと恨み言になってしまうので、なるべくフラットに書いておきたいとは思う。

「もうちょっと頑張れ」と言われ続けていた。

いまだに何をすれば「もうちょっと頑張る」ことになったのかよくわからないのだが、おそらく「毎日必ず動画を上げる」とか「目に見えるかたちで活動する」とかいうことなのかな、と思いはする。

でも「半端なこと言うな、発言をブランディングしろ」とも言われていたので、わたしは身動きがとれなかった。

レッスンのときは「具体的にどうしたらいいですか?」と問い続けていたのだが、満足する答えは得られなかった。

というか、「ああだこうだ言って行動を嫌がっている」みたいな扱いを受けた。

このへんは単にすれ違いだと思うので(なんて言ったら通じたのかはいまだにわからないけど)どっちが悪いとかではない、と思いたい。

お師匠の求める水準には足りなかっただろうが、わたしなりに継続して頑張ってはいた。月の半分は明日の占いを上げたし、動画もTikTokに上げてそこそこの数字を出していた。

しかし、どれも収入にはつながらず、なにをもって成果としていいかもわからず、頑張ってるじゃんとも認められず、わたしはおそろしく病み散らかした。

このときたまたま図書館の予約順が回ってきて『なぜ心はこんなに脆いのか―― 不安や抑うつの進化心理学』を読む。

そこに「うつをもたらす気分の落ち込みは、期待に対して進捗が良くないときにあらわれる」という内容のことが書いてあった。

「あ、つまり進捗を見えるようにしたらいいんだ」という気づきがあった。まあ、病みが極まってお師匠ともギスギスしだしたタイミングだったので、なんというかブレイクスルーの時期だったんだと思う。

日記をはじめたし、占いや動画を上げられた日はカレンダーに印をつけた。その結果数日おきにダメな日とできる日が転換し続けていることがわかったので、主治医にも見せて気分安定薬を処方してもらった。

ココナラで集客コンサルをお願いして、今できることをいろいろ考えてもらった。そのなかのひとつがココナラで占いサービスを売ることだった。

正直ココナラの集客コンサルには満足いっていない。わたしのやりたいことや現状にちゃんと寄り添ってもらうのは難しいと感じる。

ただ、オジョ・フォーラムでおたすけを投げてみたら、あまりに有益なアドバイスをもらったのでInstagramで実践してみている。数字はかんばしくないが、無理なく実践できそうだ。

できることはあるし、やったぶんだけ成果も収入もある、という状況がここまで精神を安定させるとは。

というか、何をしていいかもわからず、何をもって成果とするかもわからない状況がどれだけ人を追いつめるか、のほうだよな。

お師匠に要求されたことを完璧にこなせる人間だったらまだ良かったのかもしれない。しかし残念ながら、数日おきに行動不能になる人間が「毎日必ず何かをする」ことは無理だ。というか、そういう無理ができないから占い師でやっていこうと決めたのだ。

完璧にこなしたところで成果も収入も保証されていないので、まあ、来るべくして来た別れなのであろう。(完全にたもとを分かったわけではなく、ほんのりと札幌在住占い師としてつながりはある)


とにかく収入である。

収入を得られれば成果がない、何もできていないなんて悩むこともない。

12月は対面で稼ぐ。できれば継続してイベント出店の機会を持つ。

露出の場をインターネットに限ることもない。対面占いをすれば即日現金収入のうえに「わたしに占ってもらった人」をひとり増やすこともできる。

わたしは行動を続けたかったのだ。どう行動していいか、お師匠のもとではわからなかっただけで。

「わたしが占い師として食っていけるようになることは、 社会への挑戦であり、反逆であり、革命の一手だと考えています。」

自分はあいかわらずいいことを言う。

革命しなければ。このくそったれの社会をわたしに適合させなけばいけない。