プレイログ:The Planet Crafter

輝夜
·
公開:2024/9/21

プレイのきっかけ

我が家では高頻度で「ハヤトの野望」氏の動画を視聴しており、そのハヤト氏の動画でプレイされていたのがきっかけ。ハヤト氏は何故か自分と家人の両名に刺さるゲームを選択する(多分好みの傾向がかなり同じっぽい)ので、ハヤト氏の動画をきっかけに購入したゲームはかなり多い。ハヤト氏は動画という「見られる」プレイ、つまり盛って結構ハチャメチャなプレイをする(割にちゃんとクリアする)のだが、それが逆に「自分ならもっと堅実に行く」という感情を持たせてしまい、結果購入してしまう。人間は間違いを正したい欲があるというが、確実にそこを突かれている。ゲーム会社はハヤト氏に金払っていいと思う。

概要

ストアページの概要はこれ↓

宇宙でのサバイバルを目指すオープンワールド・テラフォーミング×クラフトゲーム。1~10人でプレイ可能。居住に適さない環境を作り変えて、人類の住める惑星にしよう。生存の第一歩は資源の収集と基地の建設から。次に酸素、熱、気圧を発生させて、まったく新しい生物圏を作り出そう。

ある日「じゃ、ここ地球みたいな星にしてね。ヨロシク~」ってメールが来て、未開の星に放り出される。着陸した辺りは岩と土しか無い死の大地で、鉱石がまばらに落ちているだけ。拾える氷から水、コバルトから酸素カプセルは作れるものの、食料は持ってきた分しかない。は?と呆然となるところからスタート。

最序盤

まず拠点づくりからだが、実はハヤト氏の動画でスタート地点の周囲は将来水没すると分かっていた為、あらかじめ高台を探す。が、酸素があまり持たない為すぐ目の前の高台も割と遠い。最初は特徴的な形をした岩場を目標にしたものの「もっと高所の方がいいかも?」と考えて、急な坂を上った先の宇宙船が墜落している場所を目指したが、酸素が切れて死んだ。初デス。

結局、攻略サイトに「本拠点の最有力候補」と記載があったのも追い風になって、最初に目を付けた岩場付近が拠点になった。

難破船漁り

自分はものすっごく怖がりだ。このゲームでは敵対生物が一切出てこないと分かっていても、外の光が入ってこない難破船はマジの暗闇なので非常に怖い。ライトはあるが、懐中電灯並みなので怖さは全く減らない。「難破船…かつて生きた人間が運行に携わっていた筈で、それが今や全くのもぬけの殻……」とか考えるともうダメ。

しかし泣き言を言っていても始まらないので意を決して探索していた。小さい船はまだいいが、大きい船になると途端にややこしくなる。4方向に行ける広間の2方向は後で合流するとか、ややこしいにも程がある。迷いやすいタイプなので、左(右)手を壁につけたまま走り続けるという基本的な探索をしていたが、確実な分時間もかかるので大変だった。その内「不要アイテムを道しるべに使う」ということを思いつき、既に回ったところ等に使わないアイテムをぽいぽい捨てていた(捨ててもアイテムは消えずそこに残り、再度拾うことも可能)。照明弾は消費しちゃうから勿体なくて…。

因みに一番怖かったのはシャオダンの地下室。あの最初のメールが大量に貼られているだけで怖さを表現できるって凄い(ふつーは怖くないのかも知れないが)。

拠点

最初こそ1×1部屋を繋いで作っていたが、2×2が出た時素材がそれなりに重かったにも関わらず思い切って作った。そこに各ドームを繋げてどんどん大きくしたが、今度は素材が増えすぎて収まらなくなってきた。そこで2×2をもう一つ繋ぎ更に予備として2階建てにしたがそれでも溢れたので、とうとうロッカーT2に手を出し…流石T2、素材の重さに引けを取らない収容力。それでも入りきらない分は近くの湖に捨てることにした。相当数を捨てたところで「これ、上を通る度にグラが反映してるけどその分動作が重くなるのでは…」とはたと気付き、とうとうシュレッダーを作った。ざくざく処分し始めたが、急に「やっぱこれ要りますってなったらヤだな…」と不安になり処分の手が止まった。今も湖に多数のアイテムが沈んでいます。

因みに最初にこの星に来た際のポッド(星の開発が進むと湖底に沈む)には、各難破船で集めてきた衣装が全部捨て…もとい、置いてある。安らかに水の中で眠れという意味を込めて。

座標

ゲーム内には「座標」があり、「ここの座標へ行け」的なクエストもある。が、この座標にしばらく悩まされていた。

座標は3つの数字で表されてその並びをずっと(南北):(東西):(高低)だと捉えていたが、実際その場所に行こうとしても全く辿り着けなかった。例えば(南北)で数値を合わせて次に(東西)…とやろうとしても、本来なら東もしくは西に歩き続ければ数字は増えるか減る一方なのに、ある地点から急に数字が逆に動き始める。増え続けていたのが減り、減り始めていたのが増える。?????と悩み続け、結局分からないまま終盤へ。いい加減あれは何だったんだよ、と調べた結果、(南北):(高低):(東西)だと知った時の衝撃たるや…。

よくよく考えてみれば、yが高低もありえたな~と今なら思える。けど分かっていない時は完全に「yは東西だ」と思い込んでた。思い込み恐るべし…。軽く検索したところ、xyzで地点を表する時にyが東西か高低かは半々くらいなので(恐らく業界によって違う?)ひとつ学んだということにする。

「地球みたいに住める星」が目標である以上、植物の次は動物も手掛けていく。動物は虫→魚→陸生動物と進んでいくのだが、エサだの何だので虫はずっと採り続けることになる。

実は自分は、悪夢で飛び起きる時は大体虫の夢なくらい虫が苦手だ(残りは同じく大の苦手なお化けの夢)。でもゲーム内の虫は実物じゃないし問題無い。…そう思っていた時期が私にもありました。

地面に落ちている虫は羽の無い所謂芋虫というやつでこっちには来ないものの少しうね…うね…と動くのを見ただけで背筋が寒くなるし、グラフィックの反映の都合なのかうろうろ歩き回ると芋虫がわらわら湧き始め気付いたら周囲は芋虫だらけでぞぞぞとするし、蜂蜜目的の養蜂はミツバチの幼虫も出来るのだが要らないのでその辺に固めて捨ててたら大量に虫が湧いているようでめちゃくちゃゾッとしたし(後で湖に捨てに行った)、養蜂場は当然ブンブン蜜蜂が飛んでいるので出来れば近寄りたくない。

しかし虫は嫌でも必要なので、目の焦点を合わせないようにしつつ黙々とこなしていた…。

似たような惑星開拓ゲームに「ASTRONEER」というゲームがある。こっちではゲームが進むと乗り物が使えるようになる為、「The Planet Crafter」でも車欲しいな…と何回も考えた。酸素がすぐ無くなるから車で呼吸出来れば楽だし、荷物を持てる数にも限りがあるから積めれたら助かるし、人の足より車の方が速いから移動も助かるし。

そんな想いを抱えつつもクリアして、エンディングの最難関に挑んでいる間に、何と車が実装された。えっ今?!?!終わっちゃったけど?!?!と言いつつ作り、乗った感想は「今いらん…」でした。それはそう。車内で呼吸が出来るらしいんだけど、もう空気フリーなんだよ…なんぼでも吸えるんだよ…。これから新たにやるならすごくいいと思うので、2周目やるなら作る予定。

因みに、こんな風にバージョンアップで新たなアイテムが増えた場合、ソフトのバージョンアップだけでは無く、ゲーム内で設計図マイクロチップの解除が必要になると判明した。しかし既にクリアしてるとマイクロチップなんて最早無用の長物と化しているので、捨ててた方は困っただろうなと思う。ウチは地面に置い(捨て)てたので大量にあったけど、地面に直置きって本来なら雨風で使えなくなってるよな…。

エンディング

エンディングは、①進めていけば到達する/②探索でキーになる場所を見つけなければ永遠に辿り着けない(ヒント一切無し)/③①の後判明するが相当に時間がかかる、の3つがある。①はごく普通に終わり、②も攻略を見たのであっさりだったが、問題は③。こればっかりは攻略云々では無く、自力でどうにかしなければならない。

具体的に言うと金を稼ぐミッションなのだが、単価数円~数十円のアイテムでちまちま交易で稼ぎン十万円用意するというなかなか狂気な内容。その交易品の中で自力で作れる最高金額の80円のアイテムを、延々作っては売り作っては売りを繰り返す。これ以外の稼ぐ手段は遠くの難破船まで飛び高額品を漁りまくるしかないが、最高6000円のアイテムが稀に1~2個出る程度なので焼け石に水な上、探索に結構な時間を取られるので時給換算は絶対やってはいけない。

その80円の交易品作成はドローンとオートクラフターで自分が探索している間にやってもらっていた。結局稼いだ金の大半はこの80円の繰り返しだったことを思えば本当に助かった。ありがとうドローン達。やり方はこのページを参考にしたが、これを突き詰めた記事も見ごたえがあった。この記事にドローンの動きが観察できる上空写真が載っているのだが↓

パッと見た時「ドローンが速過ぎて連続写真みたいに映ってるのかな」と思ったが、違った。一列に見えるくらい大量のドローンを飛ばしているのだ。こんなん、地上でも採掘場←→倉庫までのドローン待機列が見えるんじゃなかろうか。ウチはそこまでやらなかったから、ちらほら飛んでいる程度だったが。

終わってから~まとめ

↑字が小さいけどプレイ時間は82時間。

最後のエンディングがなかなかにハードだった為、そうこうしている内に2周目やろうかなという気持ちが無くなってしまった。2周目やっても特に変更点も目新しいものも無いからもういいだろう…という。他の着陸地点がどのように緑化していくかは興味あるんだけど。なので、エンディングを見た後散々貯めた金を使いまくり、無駄に別荘↓を建てて終了した。お疲れ様でした。

全体的になかなか面白かったが、こういうゲームあるあるで中盤以降は中弛みが始まる。めちゃくちゃ楽しいのは最初の諸々を開発する段階で、それが一通り終わると次の段階へ移行するまで待つしかなくなる。待っているのもヒマだから冒険に出るが、単に広い世界を歩き回るだけでクエストがある訳ではない。世界を行き尽くすと今度は難破船を漁りに行くが、数ある難破船も広さと間取りが違うだけなので飽きやすい。ただ妙な中毒性はあったから延々やってたけども。そう考えると「ASTRONEER」は最後までクエストがあったから、良く考えられていたなと思う。とは言え今度新しく出る拡張版はまた最初の楽しい段階を再度味わえるだろうし、出たらお値段次第ではやってみたい。

あと最後辺りで必要になるクォーツ類、何種類かあるのに採取場所を全て近場で固めるのはちょっとどうかと思った。適当に「新しいアイテム作ったらええんやろ?この辺にしとこ」感が伝わってきて何とも…。全体のマップが完成されてて、後から増やすのがそこしかなかったのかもだけど。

@kaguya_licht
その辺にいるモブゲーマー