最近自分の手に年齢を感じている。今はまだほんの少しの兆しだけど、これからもっと顕著になるんだろうなと思うと早くも今までありがとうという気持ちになる。自分にとって見慣れた皮膚の感じが維持されているのは永遠ではない。
私を語っているこの意識は、預かり知らぬところでたくさんの細胞が働くシステムの上に乗っかっている。年季が入った細胞たちは、今までできていたことがうまくできなくなっていく。なんか寂しいけど、そういうふうに肉体とお別れする。でもこれは、そこらじゅうで全生物がたどっている道で、桜は咲けば散るし、夏が終われば蝉は鳴かなくなる。生命は流れ星みたいにそれぞれの長さに光って消えていく。私は、たくさんの流れ星の一部だし、まめもさすけもそうだったんだよね。