とにかく、牛肉料理ばかりのビュッフェだ 焼いたの、煮たの、蒸したの、たたいたの、冷製、温製 充満する牛脂の匂い、滴る肉汁、輝く断面 料理を片端から皿に載せているのは、スピカだ 呆気にとられてその姿を目で追う そうか、涙を流すほどうまいのか 大いに食べるがよい会場の隅に、美しい友人をみつけた ――こんなところでどうしたの? 友人はいくらかきまり悪そうな目をしてわたしを誘う 誘われるままに、賑やかな会場に続く小部屋へ身を隠す ――じつはね…… と、打ち明けてくれた話に、冷たい復讐を誓った夢kaisla砂漠の井戸を管理する魔女、になりたい一般人。 かや児とか圓子とかの外部メモリ。