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Squid Game Season 2

Kaito Sugimoto
·
公開:2024/12/30

あのイカゲームの続編が来たということで、一気に見た。

前評判がそんなに良くないということで楽しめるか危惧していたが、個人的にはまずまずの出来のシーズン2になっているのではないかと思う。

確かにシーズン1に比べると、ゲームの参加者の描写が減っており、バトルロワイヤルとしての面白さは薄くなってしまっているところはある。しかしその分、主人公の復讐にスコープが当たっており、今までにないストーリーテリングがなされている。

またシーズン2の大きな特徴として、シーズン1では殆ど明かされていなかったはずの敵(ゲーム運営側)の内情が、徐々に剥がされてきている点にある。イカゲームの世界では、敵は様々な装置を使って暴力的な統制を行っていくが、その敵も仮面の内側には素の人間がいるのである。人間の動揺や混乱が、イカゲームという完璧なはずのシステムに歪みをもたらしている様相が面白い。

ここまで書いたのはあくまでフィクションに対する雑感だが、おそらく、イカゲームのようなシステムが現実に何かしらの形で存在することを薄々感じながら視聴している人も多いことだろう。高度に統治された民主主義国家ではあのような殺戮が起こることはない。けれど、国家や私企業、大学などの権力があり、その権力が用意したゲームの中で、日々苦しみながら生きているのも私たちの一側面である。さらにいえば、ゲームにもがきながら生きるうちに、いつのまにかゲームを運営する側になってしまうこともある。

個人的にはイカゲーム2は特に第一話を注目して見てほしい。第一話はゲームが始まる前座のような回だが、それでいて、重要な示唆を与える回でもある。それは、市民と権力者の差は紙一重であり、権力という仮面を剥がしたときには、むき出しの醜い人間が表れるということである。