〜緊急度が低く重要度が高いタスクをやるべき理由〜アイゼンハウアーのマトリクス

rio
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重要度と緊急度

緊急度が高く重要度が高いタスクをやることなら、みんなできます。例えば、ご飯を食べる、お手洗いに行く、などが該当するでしょう。しかし、緊急度が低いが重要度が高いタスクはどうでしょうか?重要度が高いとは、仕事で言うと障害に備えてログやテスト基盤などを構築することなどが含まれるでしょう。こういった作業はすぐはしなくてもシステムは継続できても、中長期の開発効率や障害があったときにないと将来困ってしまいます。また、趣味なども言えるでしょう。人は、趣味などの娯楽があるから、日々を生き生きとして過ごすことができ、それが仕事のパフォーマンスにつながると考えることもできるし、利害関係でガチガチに固められたビジネスシーンであっても、趣味という共通点があれば繋がることが容易にできるからです。

例えば、音楽は、(私は視野がそれほど広ーくはない人間なので、それほど多くの人脈はないのですが)、CTO級だったりのエンジニアにはとても多い印象で、技術組織をリードをしているような人は音楽など能動的に没頭している人は多い印象です。なので、話せるのであれば会話のプラスにはなるでしょう。もちろん、音楽を含め、趣味は初めから利益ベースでやってしまうと、あまり楽しくないので、続かない可能性は高いと思います。とはいえ、先ほどの食事などと比べると、音楽は生きていく上で必須ではないので、重要度が低いと考えるとやらなくなるし、例えば、エンジニアの勉強でいうと、目先の業務に直結するようなことだけだと、体系的な知識にはなりにくかったり、業務でカバーされない分野については見逃しかねないリスクもあります。

現状やっている業務を中心に技術を展開するのは筋ですが、やりたい分野があるときに、積極的に網を張っておくことで、たとえ未経験の領域でも日々触れていない人よりプライベートであっても触れている人の方がプラスになりやすいとは思うので、アピールがしやすいと考えられます。例えば、セキュリティやネットワーク、データベースなどの基礎はWeb技術の前提ですが、業務で触れていないとなると、感覚がわからなくなるので、触れていないなら学習する重要度は高いと言えます。ブロックチェーンだったり、Web3などの各種最新技術なども、仮に現場で使っていなくても流れを追っておかないと、訳がわからなくなってしまい、途中から入るのが難しいです(ワンピースをずっと見ていないと今更初めから見るのが難しいみたいな感覚です)。

重要であると知る方法

感覚がうちに向きやすい人は、自分が見ている視野がどうしても狭くなりがちで、また多くの多種多様な人と話すことも少なくなりがちなので、重要なトピックに関する情報が入って来ずに見逃してしまう危険もあります。IT業界は、内向きな人であってもある程度受け入れてくれる寛容なところもあると感じるので、まずは体験してみることが大事で、これは、人というのはいってみたところがないことに関しては感覚を保つことが難しいからです。