名著は無駄に小難しい - 2025/12/05

かじやん
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公開:2025/12/7

歴史が好きで、ずーっと、マクニールの世界史をチマチマと読んでいる。

しかし、読むスピードがとてつもなく遅い。数ページ読むたびに、その内容を要約して付せんに書き留めているからである。本の内容が分からないときは、世界史の窓なんかで調べて横道に逸れることもあるので、進捗は亀の歩みx0.5倍速くらいのスピードだ。読み始めて1年以上経つが、やっと上巻が終わって、今は下巻の4分の1くらいまで読み進めたところだ。

(付せんを挟みまくっているので、上巻:左は下巻:右よりも少し膨らんでいる。)

読んでいて思うのは、これ、無駄に日本語が難しい。たぶんそのせいで読み解くのに苦労している。日本語で書いてあるのに、一読しただけでは意味がスッと頭に入ってこず、「ん?なんて???」と思って2~3回読み直して、「あー、そういうことね」と理解できる。理系高専出身でろくに歴史の勉強をしてこなかった自分でも分かる内容なのだが、書き言葉が無駄に難しいだけなのだ。

本屋さんに行けば「東大・早大・慶應で文庫ランキング1位!」などと宣伝されており、歴史の学び直すのによくおすすめされている本書だが、ぶっちゃけ私はおすすめしない。他に分かりやすい本はたくさんあるし、何なら人によっては本よりもコテンラジオを聴くほうが良いと思う。

しかし示唆に富んで面白い部分も確かに多い。(超絶上から目線)

上巻だと「インドで生まれた仏教はなぜインドに根付かなかったのか」という部分の解説が面白かった。何百年、何千年と経っても、世界中で宗教が必要とされる理由が良くわかった。

このインドと仏教について、本書ではほんの3、4ページほどの内容であるが、私の言葉で書くと日記2回分くらいの長さになるので、また改めて別の文章として書きたい。

@kajijak
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