「心にギャルを飼うことで苦難をメタ認知して乗り越える」というライフハックが最近流行っている。
ちなみに既視感があったので確認したところ、「ギャルを飼う」の元ネタは2023年だった。
でも、心のなかで有名人や仲の良い人間をイメージし、あの人ならどう反応するだろうか?と考える……なんて技術は昔から知られている。尊敬する人や、仲のいい人を心に飼い、あの人ならきっとこうするだろう……という行動をエミュレーションすることで、尊敬する人のようなすぐれた行動をしつつ、自分への攻撃はメタな立場で受けることで回避する、というものだ。
いっぽう、今流行っているギャルメソッドは次のような点ですぐれているようだ。
特定の人物ではなく、抽象的なギャルをイメージすることで、誰でも想像しやすくする。
世間一般的な価値観ではなく、自分自身の持つ価値観を重視するため、相手が持つ前提を共有しない。
相手からの攻撃を上手くいなすマインドを持ち、都合が悪くなったらすぐに逃げることができる。
でも、あえてここでギャルではなく高田純次を心に飼うことをおすすめしたい。高田純次。高田純次を知らなかったらとりあえずこれを読んでほしい。
見て分かる通り、適当に生きることを信条とする人物だ。しかし、俳優業は至って真面目にこなしている。
アタマのナカの高田純次は、ギャルよりも実用性が高い。
実際の人物がベースなので、抽象的なギャルよりイメージしやすい。
高齢になっても適当なスタイルを貫いており、自分の将来の姿として真似ることができる。
常に適当というわけではなく、必要に応じて真剣に動くことができる。
という感じ。ギャルよりも、将来を見据えて攻守バランスの良いスキルだと思わないか。
応用として、ギャルで大阪のおばちゃんの高田純次を心に飼うと、さらに多くの状況に対応することができるのだが、長くなるのでここでは紹介しない。
まずは、シンプルなバニラの高田純次を心に飼おう。返答に困ったら高田純次に喋ってもらおう。きっと適当な人間だと思ってもらえる。
しらんけど。