雑談
新卒という最強カードを失った。
果たして、それに見合うカードを手に入れたのか、トレードしたっぽいカードを列挙してみる。
リード開発したプロダクトをGAし、Dev/Opsを経験
開発知見
Azure
LLMサービス
プロダクションPython
オブザーバビリティ
チーム開発のやり方・チーム横断コミュニケーションのやり方
社内プロダクトのドメイン知識
いざ振り返ってみると、自分にしては上出来な気がする。多分、色んな人にチャンスとヘルプをもらった結果なんだと改めて感じる。
思えば、一年前のこの時期は、運が良いとよく言っていた。LLMが出たこの時期に修士で研究をしていたら、高校生で情報系に行きたいと言ってたら、凄く大変だっただろうと。LLMが出てMLが民主化した今ソフトウェアエンジニアとして就職できて良かったと。
今でもとても良いタイミングだったと思うし、実際MLとCSが融和した開発はとても楽しかったが、それ以上に、チームが1つのプロダクトのリードを新卒の自分に任せてくれた事が全てなんだと思った。
器の大きさを感じる。良い会社/チームで新卒カードを切れたんじゃないだろうか。
社会人を1年やった感想
Web開発現場のプログラミングは思ったより産業プログラミングだなーと思った。勝手に名付けたが、言語化するなら、常に裏にビジネスが潜んでいる・即物的・トレードオフを迫られるという感じだろうか。
研究プログラミング・工学プログラミングは自分で上手く余裕を作って身につけるしか無いのだろうが、8時間座った後に追加で座り続けることに抵抗感を感じつつあるので、社会人でバリバリ趣味開発してる人は凄いと改めて尊敬した。
後、シンプルに社会人してて嬉しかったことはこの辺
チーム内/社内で技術談義・相談ができること
自分のプロダクトが世の中で使われていること/自分の頑張りがMRRに繋がったこと
後からジョインされた強強メンバー方にドキュメントが読みやすい・アーキテクチャ設計がしっかりしてると褒められたこと
給与がもらえること
修士の時はやらなければいけないこと(研究)と生きるためにやること(仕事)が分離してて大変だったので、その点はとても嬉しかった。
反省
Goを適当に書きすぎた
Pythonをプロダクションで使ってしまった
ビジネス解像度が低すぎる
エンジニアリング能力が低すぎる
本・論文読まなすぎ
コミュニケーションが下手・人を巻き込むのが下手
意思決定が遅い・トレードオフのスコープ見極めが下手
レベルは上がったと思うが、まだまだ課題は山積み。
Pythonの件は冗談半分だが、このポストの件を全てやった上での感想ではある。ここまでやっても型が動作を保証しない・実行速度が遅く、メモリを食う。脇道に逸れてそこを固めないと本質に辿りつかない雰囲気を感じており、キャリアの相棒としてはちょっと心許ない。
抱負
自分のボールを高速にちゃんとこなす
人を巻き込んで価値あることができるようになる
具体の課題を型化・OSSなどを使って解消しつつ、コントリビュートに繋げる
エンジニア仕草・フォームをちゃんと固める
イシュー化・ドキュメント化・タイムマネジメントなど
手を動かす
新卒だしね。という目で優しく見てもらった1年だったと思うが、もう言い訳が効かなくなってくるので、期待値超えていけるように頑張ろう。