『超かぐや姫!』感想と読解

雪原
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公開:2026/3/14

まずヤチヨの配信画面があまりにも「知ってる動き」すぎて、これ絶対作画じゃなくてわざわざLive2Dのモデル作ってるよね……? と恐れ慄いてしまった。

私は、真っ直ぐ突き進むキャラクターが色々拗らせてるキャラクターを結果的に救う、という構図が大好きすぎるため、序盤の後半あたりから既に泣いていた。早すぎる!

しかし、とにかく作画が良い! 閃光のハサウェイ系統とは違うベクトルの作画の良さ。芝居の方向性がおにまいの系譜だなあとずっと思っていた。おにまい、1話しか見れてないからアニメオタクとしてちゃんと見なければならない。

ワールドイズマインのまさかのMVイラスト再現でひっくり返るかと思った。ファンサが手厚い!

読後感はかなりジークアクスに似ているので、ジークアクスが楽しかったオタクにはかなりオススメできます。

以外ネタバレ!


ヤチヨが過去を回想するときに「岩に当たって〜」というセリフがあったが、月と地球の間には人工衛星とスペースデブリしかなくて、あのような小惑星は存在しない。つまり、月人の本体は遠い惑星にあって、月はあくまで遠さの比喩か、あるいは月人が地球を観測する中継地点にしている可能性が高い。

また、ヤチヨは「ループから逃れられない」とも言っていることから、かぐやが脱走→彩葉に出会う→月人に連れ戻される→かぐやが月で奮闘→8000年前に着弾→8000年過ごしてヤチヨになる→かぐやが脱走……が何度も繰り返されていることが推察できる。

ジークアクスとの類似点は圧縮情報で観客を殴ってあとはファンダムに任せるという点もそうなのだが、逃れられない繰り返しの運命から愛の力で脱出した話でもある。

帝vsかぐや戦でヤチヨは「運命」を口にしている。それは、帝に勝てないループが続いていて、視聴者獲得競争でも敗北して結婚が決まり、月に連れ戻され続けていたのではないか。「結婚」が連れ戻しトリガーになるのは、花火のシーンから考えて確定であろう。

すると、彩葉はあのボロアパートから出ることもなく、進路を変えることもなく……ということなのだろう。

物語冒頭で、流れ星として地球に落ちてくるかぐやを見て、彩葉はお金を願い、モブは帝の願いが叶うことを祈っている。そこが運命変更トリガーのひとつか?

ラストライブ前に、犬DOGE(DogecoinのDogeだろう)に対して「迷惑をかけるね」みたいなことをヤチヨは言う。つまり犬DOGEはすべてのループでかぐやの側にいるということであり、犬DOGEが後のFUSHIなのか?

メンダコは彩葉もヤチヨも身に着けているが、ヤチヨのファンだから彩葉も、と見せかけて、彩葉が元々好きだったのをヤチヨになっても覚えていたかぐやが衣装として取り入れた、と読むほうが萌え萌え指数が高いので、俺はこれを採用するぜ!

しかし、ラストの登山シーンで地中に埋まっていたヤチヨの本体は何を意味しているのか。もう人間の体を得たから、これは必要ないよ、ということか?

ひとつだけ文句をつけるなら、母親とは和解してほしくなかった! 3年間、仕送りもなしで放置するような養育者としてダメなやつとは縁を切れ! イエや愛着なんぞクソ喰らえ!

@kakurega
軽めの日記をやっていきたい。 長めの考えごとはこっち→coop-setsugen.com