今日は不成就日だったから特に大きなことはせずぼんやりと過ごした。不成就日はその日に新しく始めたことが後々ダメになる日らしい。というのは母親から聞いた話。母はスピリチュアルや宗教など、そういうのは一切信じていないが、細かな方角や日付の吉凶には拘っているようだ。ワイトの名前もきちんと姓名判断をした上で名付けたらしい。そのせいでやや古風で凡庸な名前になったことを小学生くらいの時はひどく気にして、母に当たり散らかしたこともあった。今になって思えば反抗期の萌芽だったのだろう。彼女の吉凶への拘りを思うと、この名前には間違いなく母なりの愛情が込められている。やっと素直にそう思えるくらいは成長した。それを口に出して感謝できるほどには成長できていないが。なんてことを考えてしまうのは卒業が確定し、社会人になることが決まったからだろうか。言葉で表すことはできないが、せめて給料で何か贈るくらいはしたいものである。……この宣言は日付を超えてから書いてるからセーフだよね?