Prologue
脊髄損傷であり車椅子ユーザーの「そうくん」の
褥瘡対策に対してむらかみさんがたくさん考えてくれている。
彼にはZafuなど実際にものを提供したり、先々の開発に向けて様々な試行錯誤が生まれている。
私のとても大切な人なので、そんな方の悩みをむらかみさんに見てもらい
且つ、将来的な開発につながるかもしれないと考えると心躍る気分だ。
以前あいけあさんで彼の車椅子調整が終わったあと、私はそそくさと「はやくみんなが帰れるように💦」と片付けに参加し、駐車場のチェーンスタンドを立て、入口をしめて、残る鍵は裏口だけになった。
さぁこれでみんなスムーズに帰れるだろうと嬉々として振り返ったあと、
むらかみさんに「なんで全部しめたん????」と聞かれて
ハッとした。
私は本当にいろんなことを熟考できていない。はずかしくて仕方がない。
◎物事を深く考えていたらあんな行動にはならない
今日日報にも書いたのだが、私は本当に行動が浅い。
家に帰って反省して、ホワイトボードに今日あったことや学んだことを書いて自分の思考を整理すると少しだけ物事を深堀って考えられるのだが、
まぁ現場での行動が浅い。
この三年間何を見てきたのだろうと、もう言うのも嫌になられるくらい(むらかみさんにね)行動が浅い。
今日なんかは顔から火が出るくらい恥ずかしかった。
「バギーの枕を見てください」と言った保護者に対して、
むらかみさんのもとにバギーの枕をべりりと剥がして持っていった。
そこでむらかみさんは『いや…乗ってみたところみないと…』と言っていて、
その後の調整を見て、そらそうだ、、、、、なにやってんだ自分、、、と情けなくなった。
日頃から、日常生活から物事を熟考していて、二手三手先まで考えて、
そしてそれを行動に移していたらああいうとっさの脊髄レベルの間違えた動きは出ないんだ。
日頃から眼の前の現象や、物事を考えて、現場の行動に起こしていたらあんな行動にはならない。反省。
◎アクションプラン
・仕事以外の日常生活から物事を深く考える、もちろん仕事でも。
┗なんでなんで分析、それは誰の何のため?お金はどう動く?など。
・熟考したのち、いいと思うものをまずやってみる。
┗うまくいかなかったら次の案に切り替える。試行錯誤をやめない
・間違いを修正して、次の行動にうつす
┗「じゃあ次どうする?」「どんな行動にする?」を考える
Epilogue
自分は自分が思っているよりも、もっともっと浅い人間であることを自覚する。他者評価も嬉しいことだけど、まだまだ自分は深さが足りない。
考えることを辞めない。
そういうことを意識することから。
そしたら入口のチェーンスタンドを全部閉めたら「車椅子のそうくんが出れない」なんて当たり前のことをちゃんと瞬時に考慮して動くことができるのだ。
あぁ、素敵な人間になりたい。素敵な人間になれるように、明日も思考を深める。