◎Prologue
少子高齢化の背景もあるが、小児科医や産科医は年々減少傾向にある。
医師の働きたくない科のトップ3には、いつも必ず小児科が入っている。
それは「むずい・リスクが高い・金にならない」から。だそうだ。
◎「それ」しか表現できない現場
今日同行させていただいた吹田市の療育園では、シュクレのカーシートやその他諸々の診察に入ることができた。
診察室に同席するまで、医師やセラピストのコメントはまぁこんなもんだろなと思っていたらまぁこんなもんだろなの感じでした。(人生舐めててすみません)
医師の診察では「もっと起こして」「もっとベルトしめて」と言われていて
後ろでこそっと見ていた私の喉から(あぁ、そこまで角度を起こすとそれはそれは頭は倒れてきてしまうんです、あぁ、そんなにきつく締めないでください、あぁ違うんです、あぁ、辞めてください。)という言葉がもう少しで出てくるところでした。今は現場で何が起こっているかを見るとき、怒ってはいけない。ぐっと堪える。
2日間療育園に行って、現場のセラピストをじっと見ているとあまり姿勢の話しをしないなぁと思いました。
ベルトの材質や性状のこと、生地のことやなんかあたりさわりないことしか言わないのは、納品のタイミングだからなのか?
それとも姿勢のことをよくわかってないから?どうして頭が倒れる現象を気にしないんだろう?
相手が業者だから、「椅子を納品する人に姿勢の話しをしても伝わらないだろう」と思っている?
不思議な気持ちでしたが、ふと自分が働いていた病院時代を思い出しました。私も姿勢のことについて業者さんと意見交換をしたことはあまりなく、よくわかってないから当たり障りなく座位保持の性能だけそれっぽく聞いたりしてた気がします。また内省。
「もっと起こしてください」という先生も、ぐっと骨盤をいれこむ作業療法士も、姿勢の話じゃなくて材質の話を執拗にし始めてしまう理学療法士も、
きっと誰も悪くないし実際、私も現場に出ていた病院時代は同様の行動を行っていたので、「わかってないとそれしか選択ができない、かつ知識がないと逃げに走る」ということを感じました。
◎既製品について
既製品に乗っている彼女は、既製品でも上手に座れていました。
ただ私は、村上さんが調整したシュクレを知っているから、村上さんが採型した座位保持を知っているから、既製品で座る子を「あともう一歩!」という気持ちになってウズウズしたが、じゃあ自分がその場で結果を出すには何が必要か、をまた考えた。
既製品を現状のその子にあった調整をする方法、現場にあるピースで乗りやすくする方法、それには「こどもになにが起きているか、現状把握をすること」が必要になる、原点回帰。
ハイブリッドやなぁ。ハイブリッド楽しみだなぁ。
ハイブリッドで営業回れたらいいだろうなぁ。ハイブリッド営業。
そして玄ちゃんが教えてくれた
「ポップンに来る人は本当に悩んでる重度な人がくる」という言葉の意味もよくわかりました。だからこそポップンの体験会の1分1秒は目を皿にして学ぶ時間にするんだ。
そして予防が大事、だからプログラム作る。だからかいけつLaboを立ち上げた。
一つ一つの出来事が、自分の今後やることにつながっていく感じ。
◎やっぱりNPなんだなっておもったこと
つながっていく感じといえば、
現状の医師やセラピストの考えを業者が「変える」ことは早々難しいと改めて確信。業者というか、PTだろうが医師だろうが、人の正義を変えることなんて無理すぎるんだ。
だからこそ学会発表をして、海外からの評価をうけて、「あたらしい」「結果が一目瞭然」といわれる、目に見えてわかる状態を作り込むことが大事なんだなぁと思いました。
それがNewPlatForm。それがNewPlatFormでの現在の活動。
なのでNPでの活動頑張ろうって思いました。
◎Epilogue
今日思ったけど書けなかった、書いたら面白いだろうなっておもったこと
・落ち着きが無い私の待ち時間の使い方について
・褒められると伸びる人、は認められると伸びる人な件
・身だしなみと人への伝え方について