2024年2~3月 短歌まとめ

亀茶
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2024年2月29日に初めて短歌を一首作りました。3月はご縁もあって歌会に参加できたこと、とても光栄でした。めちゃめちゃ初心者なのに暖かい雰囲気の中、限られた文字数で推しを、自分の好きなものを表現できる。そんな素敵な短歌というものに出会えたこと、やってみようと思い立ったこと。きっといい思い出になります。これから先の日々の中でいつか自分の救いになれたらいいなぁと願っています。

2月の短歌

翡翠の閃光に宿るのはカタストロフか栄華か(ミチル),29

これは短歌を書こうと思い立って、ぱっと脳裏に浮かんだのが緑色の火花でした。緑色=ミチルの瞳=ヒスイ=カワセミと連想させていって翡翠を(カワセミ)としました。ルビ振ればよかったな…と反省。

3月の短歌

光る星屑堕ちる塵屑違えた道に帰路する それは愛(魔法使いの約束),03

ムゥムゥ歌会に提出した一首。最初は幼馴染の一首にしようとしてたけどパレーハのイベントでシノSSRが確定して、内容的にも2部に触れる可能性があったため一度保留にした。読了後にこれは合わないかもな…となってしまった。でもこの一首は幼馴染に限定するものではない、もっと広大的な意味を持つんじゃないかなと思った。改めて周年ストを読み返したり色々振り返った結果、称号全ての関係性もしくはすべての登場人物に当てはまるんじゃないかなって結論にたどりついた。この一首が一番悩んでたな…。人生において光る星になることもあれば、道に落ちてる塵みたいになることもある。重なり合った道が違えて別の道を歩んだとしてもそれは悲しい事ではない。もしまた出会うことができたら、帰ってきたら…。それは愛だと思うよ。

《ヴォクスノク》まるで神の声…否 愛を知らぬ毒の花のようだ(オズ),05

初心者呪文短歌という素敵なタグに惹かれて北+αの呪文を入れて詠みました。詠みのリズムが難しく心のままパッションでどうにかしたような短歌が続きます。神様と崇められ畏怖される魔法使いが、まだ愛を知らない真っ白な雪原を歩いてゆく様を表現したかったような気がする。

《ポッシデオ》手を伸ばすその体温をなくすものかと…海月(フィガロ)

月の道を別の言葉で表したくて海月を入れました。1 海上の空に見える月。また、海面に浮かんでいる月影。2 クラゲの別名。Weblio 辞書(引用)。クラゲとも呼ぶんだね。大切な人たちを月に連れていかれたように話すフィガロ。「連れて行かないでくれ」の台詞を思い出す。なくすものかと…そう思っててほしい。

おい、《アドノ》見せつけてやる《ポテンスム》これが選んだ生き様(ブラッドリー)

はぁ、《アルシム》と凍てつく閃光探す面影 ムカつく人だな(ミスラ)

ねぇ、《クーレ・メミニ》愛を教えて君は誰?《クアーレ・モリト》(オーエン)

北3はよく使いそうな口調・呼びかけの言葉を使いました。上の句に呪文を置くのを揃えたら綺麗だなぁと…安直。この3人は情景を表すというよりも彼らを見たままでどう詠むだろうと考えた。ミスラの一首は歌会アルシムの練習のような気持で…。フローレス兄弟にチレッタの面影を無意識に探してしまう。そしてそんな元凶を作ったチレッタにムカつく人だなと思うミスラ。すごく良いな…(自画自賛)

始まりの世界へ我が連れて行こうそれは虚空か さあ《ノスコムニア》!(スノウ)

終わりの世界へ我が連れて行こうそれは真実か さあ《ノスコムニア》!(ホワイト)

私はスノウとホワイトのことを世界の始まりと終わりだと思っている。すべての予言が成就したとき、それが世界の終わりだとしても賢者の手を引いて導いてくれる役割。世界の真実と嘘を知っている魔法使い。

深雪に佇むみこと赤は滴り道に まるで光明(ミスラ),15

歌会アルシムに提出した一首。ミスラの北の魔法使いとしての強さを前面に出した。どうしても主体をミスラで読むのが難しくて、ミスラを見る第三者みたいな立ち位置で読んでる。すべてが凍ってしまう世界で真っ白な世界でひとり佇んでいる。それは恐ろしくも神々しい。まるで神様のよう。

総評

1ヶ月で短歌を結構詠んだ気がする(気がする)。今はまだ短歌のたの字も知らない人間。俳句をしていた時もそうだったけど定型で読むの苦手だなと自覚した。もっと数をこなしたときにもう一度定型で詠んでみたい。チャレンジがんばれ。今度は歌会アルシムやムゥムゥ歌会についてまとめたいです(宣言)。

@kametya
文字と絵とぬいの世界にいます。