『すずめの戸締まり』は、キービジュアルが出たときから楽しみにしていました。この作品は百合であると直感が告げていました。
でも、待てども待てども女性が2人出て来ませんでした。おかしい、私の勘も鈍ってしまったのかと。
後にツイッターで、もともと百合の設定も考えられていたけれども変更になった旨を聞いて悲しくなりました。あの楽しみにしていた映画が百合じゃない!?
この気持ちの区切りがつかないまま時間がたって、ようやく金曜ロードショーを録画して見ました。ただ気づいたら時間が経ってただけなんですけれども。
めちゃめちゃ面白かった。絵が綺麗だし話が丁寧と言うか、すごく人に寄り添ってる作品なんだなって思いました。
印象的だったのが、大勢の人を助ける立場になったすずめちゃんが、関わった人たちからものすごく心配されているところです。どうやってお返ししたらって悩んでて、そこもいい子だなぁって思うけど、自分を大切に出来ていない子がたくさんたくさん心配されているのが胸に来ました。
あのネコちゃんは、人に味方はしてくれるけど気儘な神様って感じなのでしょうか? ちゃんと人は助けるしミミズは封じるけど、自由になったから外で人を助ける役割になろ~。みたいな。
そういえば、冒頭で幼少期のすずめが知らない女性と会っているシーンで、「大人のすずめと会ったのかな?」って思ったので、その後母親だとミスリードしてもらって助かりました。あれって誰だろう? ってちゃんと思いながら進められてよかったです。
あと、愛媛県が出てきて嬉しかったですね。八幡浜だ~。通過する場所~。親戚があの大雨で被災してるので、見ていてかなり胸が苦しかったです。(みんな無事でした)。愛媛の方言は、県が横に長くて場所によって全然違うので、なじみのある人とない人がいるだろうなぁって思いました。私もピンとこず。祖父母宅に行ったときくらいしか聞いてないですからねぇ。
テーマがテーマだけに後半泣きながら見てました。全体的に優しくて暖かい話でしたね。
それで、その、
百合で見たかった……………。
百合で見たかったぁ~~~~~!!!!!!!!!
今回の話、人から人への感情がどれも重くて、恋愛要素どのくらいいる? って感じだったので、次は百合行けると思います。布石は打ったと思います。
私は新海監督の百合が見たいよ…………。
おわり